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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

海外でも通用するプレイヤーになり
サッカーのプロ選手として生きる

 
アメリカのプロリーグ・NWSL(ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ)、シアトル・レインFCでミッドフィルダーとして活躍する、サッカー女子日本代表の宇津木瑠美さん。サッカーを始めたのは2歳の頃。プレーを続ける中で、自然と「海外でプレーして、プロ選手になる」と考えるようになったと言う。モチベーションを維持する方法や今後の課題など、宇津木さんのサッカー観についてたっぷりとうかがった。
 
 

プレーで喜怒哀楽を表現する

 
私はサッカーを始めたとき、「将来は海外でプレーして、プロ選手になる」という夢を持ちました。その後もサッカーを続ける中で、子どもながら漠然と「世界に通用する選手にならないと、“サッカー選手”じゃない」と感じていましたね。サッカーに対する思いや目指しているプレーは人によって違うと思います。その中で私は、どこの国でも通用する“サッカーのプロ”になることが目標だったんです。だから、海外を目指すことは私にとって自然の流れでした。
 
2010年にモンペリエHSCへ移籍し、フランスのプロリーグでプレーするようになった際には、やはり日本との違いを痛感しました。移籍当初、私は「ボールさえ持たせてもらえれば、もっと良いプレーができるのに」と思っていたんです。でも、それはボールを持ってない時間に何もできていないということだったんですよね。それでは監督やコーチの印象には残りません。
 
印象に残らないというのは、海外でプレーするにおいて一番良くないことだと思っています。たとえファールをしてしまっても、奪われたボールを取り返そうとしてのファールであれば、良い評価につながります。それに気付いてからは、「ボールさえ持たせてもらえれば」と思うのではなく、自分から積極的にボールを奪いに行くなど、ゲーム内容により多くの時間、関わっていられるよう努力しました。
 
また、もう一つ心がけたのは、プレーで喜怒哀楽を表現すること。良いプレーができたら人一倍喜んだり、ボールを奪われたらその悔しさを表現して、全力で追いかけたりしています。そうすることによって、自分のプレーの意図がチームメイトや監督に伝わるんですよ。日本では逆に、感情を抑えて、平常心でプレーすることが求められます。ポーカーフェイスでプレーできるのは、日本の良いところだと感じています。でも、そういった日本の良い点が、必ずしも海外で求められるわけではないのだと学びましたね。
 
 
 
 
 

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