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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

訪問看護と居宅介護支援 その両輪で安心の生活を
株式会社レークイースト 代表取締役 谷田隆治

 
プロフィール 滋賀県出身。医療・福祉の仕事に従事していた母親の働きぶりを肌で感じながら、幼少期を過ごす。三兄弟の末っ子という立場ながらも、2010年に母が立ち上げた(株)レークイーストの行く末を案じ、2代目として引き継ぐことを決意した。福祉業界は未経験だったものの経営者としての経験を重ね、福祉を学び、プレイヤーとして活動する母や訪問看護師の働きを支えている。目指すのは「あおぞら」が広がる世界だ。【ホームページ
 
 
 
まったくの未経験ながらも、経営や訪問看護を一から学び、母親の立ち上げた事業所を引き継いだ谷田隆治代表取締役。一度は閉鎖も検討された事業所ではあるものの、そこに深く根ざしていた母の思いや積み重ねてきたものを絶やさぬよう、揺るぎない理念を掲げ発展を目指す。「安心の日常、自分らしい暮らし、そして生きがいを」。この三本柱の理念には、利用者だけでなく、働くスタッフへ向けた谷田社長の思いが込められている。
 
 
 

身近にありながらも未知だった福祉の世界へ

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 滋賀県東近江市の湖東地区にある、株式会社レークイーストさん。アットホームな雰囲気の中、谷田隆治代表取締役にお話をうかがいます。まずは、会社設立の経緯を教えてください。
 
谷田 民家をそのまま使っていますので、文字通りアットホームでしょう(笑)。実は、この隣は私の実家でもありましてね。もともとは、2010年に看護師の母が、訪問看護の道を究めたいと立ち上げたのが始まりです。ちょうど、私が中学生のときでした。ですので、仕事に邁進する母の頼もしい姿や、利用者様への思いなど、間近で見ていたんです。
 
濱中 そうなのですね。谷田社長が引き継がれたのは、いつ頃なのでしょうか?
 
谷田 25歳の頃です。いざ引き継ぐとなると、知らないことばかりでしたよ。今年2024年でやっと5年目を迎えました。
 
濱中 お若くして事業を継承されたとのことで、不安もあったのではと思います。
 
谷田 訪問看護事業も居宅介護支援事業も未知の世界だったので、大変ではありました。しかし、勉強して吸収するという思いが強かったので、どちらかというと楽しかったです。今では経営は私に任せ、母も訪問看護師としてまた現場を駆け回ってくれています。嬉しいことですね。