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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高齢者の生活をサポート 地域に寄り添う便利屋業
ステップ未来 代表 風間廣志

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 静岡県沼津市で便利屋業を手がけるステップ未来さん。風間代表が現在のお仕事をなさろうと思われた経緯をお聞かせください。
 
風間 私はもともと、東京都にある大手企業で営業職として勤務していました。しかし、営業ノルマや収益性を追い求める毎日の中で、仕事のやりがいを見失ってしまったんです。その後、会社を退職して地元である静岡県に戻り、障がい者福祉施設の職員として働き始めました。そこで利用者様と職員たちとの信頼関係や人の心の温かさに触れたことで、より一層、地域社会に寄り添える仕事がしたいと思うようになりまして。それで、定年退職後に、この事業を開始したんです。
 
名高 なるほど。企業の利益を追求するよりも、人々の役に立ちたいという思いがあったんですね。実際にはどのような業務を行っておられるんですか?
 
風間 エアコンの掃除やハウスクリーニング、庭木の剪定や手入れといったご依頼が多いですね。私を含めた複数のスタッフの中から、それぞれの得意分野をいかして仕事を分担しています。また、ご依頼をくださるお客様は高齢者の方が多いので、ご利用料金は相場よりも低めに設定しているんです。加えて、ご高齢のためあまり身体を動かせないという方のために、ちょっとした身の回りのお世話などの生活のサポートや、安心して日常生活が送れるようなアドバイスもしています。アフターフォローもしっかりと行い、長くお付き合いさせていただけるように親身なコミュニケーションを心がけているんですよ。
 
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名高 依頼をこなしたらそれっきりというわけではなく、アフターフォローも万全に行っていただけるとなれば、お客さんにとっても心強いでしょうね。
 
風間 実は、スタッフたちもみんな65歳以上で、中には障害を持っている者も在籍しているんです。定年退職後の高齢者でも、障がい者でも、イキイキと働けるような雇用創出につなげたいと考えています。