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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大事な家族の一員である ペットの一生をサポート
しっぽのあしあと/株式会社アドーブ・オブ・セイント 代表 横田智

 
プロフィール 兵庫県出身。自身が犬を育てる中でさまざまなサービスを受けたことから、ペット業界に関心を持つ。その後、自分が理想とするサービスを充実させたペット事業を構想し、(株)アドーブ・オブ・セイントを設立。普段の生活からエンディングまでペットを総合的にサポートする、しっぽのあしあとをオープンした。現在、PTA活動を通じて知り合ったビジネスパートナーの伊藤真由美氏と共に、事業を展開している。【ホームページ
 
 
 
ペットを大切に思う人のために、総合的なサポートを提供している「しっぽのあしあと」。ペットがのびのびと運動できるドッグランから、最後のときを迎えた後の火葬や納骨堂まで、ペットの一生を丸ごと支えてくれる。同店を運営する株式会社アドーブ・オブ・セイントの横田智代表がこの事業にかける思いは、「ペットロスの飼い主に寄り添いたい」というもの。横田代表と、スタッフの伊藤真由美氏にその熱い思いをうかがった。
 
 
 

ペットに関するサービスをトータルで扱う

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 しっぽのあしあとを運営する株式会社アドーブ・オブ・セイントさんの横田代表と、スタッフの伊藤さんにお話をうかがいます。こちらではペットのトータルライフサポートを行っておられるそうですね?
 
横田 はい。ドッグランや里親探し、ペット火葬、パウダー加工などペット事業を幅広く手がけています。ペットと子どもの交流の場をつくったり、トートバッグやTシャツなど、ご自慢のペットのオリジナルグッズをつくったりと、飼い主様が喜んでくださるものを想像して、事業を展開しています。
 
矢部 ホームページを拝見すると、フォトフレームやアクセサリーなどのグッズもつくれるのですね。私もワンちゃんを飼っていたので、そういったサービスはとても嬉しいのがわかりますよ。それにしても、ペット火葬など最後のときを迎えた後までご相談できるとは、本当に幅広い事業内容ですね。
 
横田 もともとこの事業を始めたきっかけは、私自身のペットロスなんですよ。矢部さんもわかると思いますが、大切な家族であるペットが亡くなると、言葉では言い表せないほどの悲しみがありますよね。私はその気持ちがわかるからこそ、家族を失ってつらい思いをしている飼い主様に寄り添い、つらさを和らげる場所をつくりたいと思ったんです。
 
矢部 私もその気持ちはよくわかります。長い時間に解決してもらうしかなかったあの悲しさを、横田代表のように共感してくださる方に支えてもらえたら、慰められる飼い主さんも多いでしょう。伊藤さんも、そういった思いに共感されて共に事業に励んでおられるのでしょうね。
 
伊藤 おっしゃる通りです。PTAの活動を通じて横田と知り合い、保護猫活動をしていた関係から「一緒に働きませんか」と声をかけてもらいました。しっぽのあしあとでは里親探しなども行っております。行き場のない動物たちを助けたいという思いで横田と深く共感したんですよ。