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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

より良い未来を実現する 子どものための療育
放課後等デイサービス・児童発達支援事業所 ぴあの 管理者 山本忠和

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 京都市左京区にある、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所ぴあのさん。子どもたちがいる賑やかな雰囲気の中、お話をうかがいます。まずは、管理者を務める山本さんの経歴を教えてください。
 
山本 私は32年間、中学校の支援学級で教員を務めており、57歳の時に退職しました。その後、デイサービスという仕事があることを知り、興味を持ちましてね。当事業所は設立して7年目になりまして、私は縁あって勤務させていただいています。
 
タージン いったん教育現場から離れ、再び子どもたちと関わるお仕事に戻ってこられたと。やはり、子どもを支えることがお好きだったのですか?
 
山本 ええ。子どもたち各自に合わせて支援する当事業所のコンセプトに深く共感もしました。ぴあのは対応エリアも幅広く、左京区や中京区、下京区に北区など各方面への送迎も行っていましてね。つまり、子どもの学力や住所にハードルを設けない環境づくりを実践しているんです。
 
タージン どんなお子さんでも通いやすいんですね。放課後等デイサービスと児童発達支援事業が併設されているのは珍しいと思います。ずばりメリットは何でしょうか。
 
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山本 特に、縦の人付き合いを経験できることですね。当事業所には、幼稚園から中学生までの子どもが集っています。学年を越えて交流することで、実社会で生きるための素地を培えると思いますね。
 
タージン 現代社会で消えつつある多世代交流が、ぴあのさんにはあると。年上や年下の人にどう接するか、幼いうちから自然と身に付いていく環境なんですね。
 
山本 例えば上の子が下の子の面倒を見ることで、慈愛の心が芽生えます。また、規定のメソッドやカリキュラムに縛られずストレスフリーで過ごせる点も、ぴあのの長所ですね。“あした元気”になるためのリラックス空間を用意し、子どもたちのより良い未来へとつなげることが私どもの役目だと考えています。