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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

バルーンやスタンド花も 生活に彩りを与える花屋
なみ花壇 代表 原帆波

 
プロフィール 兵庫県出身。花が好きだった母親の影響を受け、自然と花に関わる仕事を志す。携帯ショップでの勤務を経て、大手フラワーショップに就職。バルーンギフトなどを中心に経験を積む。やがて矢野葬祭(株)の亀上史継氏との出会いを機に、同社に入社し生花祭壇の制作を手がける。なみ花壇として独立し、現在は花束やバルーンギフト、スタンド花などさまざまな依頼に対応している。【ホームページ
 
 
 
花束やバルーンギフト、スタンド花など、フラワーショップとして幅広い業務を手がける兵庫県西宮市のなみ花壇。代表を務めるのはフローリストの原帆波氏だ。花に携わる仕事がしたいと厳しい修業を乗り越えて独立した原代表は、グループ会社である葬儀社、矢野葬祭株式会社の祭壇も任されている、確かな腕とセンスを持つ人物。花のサブスクやネット販売など、さらなる事業の強化を目指す同氏に仕事への思いややりがいをうかがった。
 
 
 

母親の影響でフローリストを志す

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 本日は、なみ花壇さんの原帆波代表とそのグループ会社である矢野葬祭株式会社の亀上史継社長にお話をうかがっていきます。まずは、原代表の歩みからお聞きしていきますね。お花を扱うお仕事に携わろうと思ったのには、何かきっかけがあるのでしょうか?
 
原 私の母がお花が好きで、小さい頃からお花に囲まれて育ってきました。その影響で、自然と自分でお花屋さんを経営したいと思うようになったんです。一度社会人経験を積もうと携帯ショップに勤め、その後は大手フラワーショップに就職しました。その会社はスタンド花やお花とバルーンを組み合わせたバルーンスタンドに特化していて、バルーンギフトなどを中心に一からノウハウを積み、あらゆる経験をさせていただきましたね。
 
石黒 大手さんでしっかりとご経験を積まれたんですね。亀上社長との出会いも気になります。
 
原 ちょうど独立を考えていたときに、共通の知人を通して亀上社長と知り合いまして。「花を勉強したいならうちにおいで」と誘ってくださったんです。それで矢野葬祭株式会社に入社して、葬儀用生花祭壇を任されることになりました。そこで3年ほど経験を積ませていただき、なみ花壇として独立した流れになります。