プロフィール 沖縄県出身。高校卒業後、航空自衛隊に入隊。茨城県の百里基地などで勤務した後、妻にゆかりのある大阪に移住。東大阪の会社でとびの技術を磨いた末に独立し、後に(株)Bondsとして法人化を果たした。2020年の夏には、アームレスリングを指導する川村道場を立ち上げ、運営している。【ホームページ】
工事現場などで安全に作業するための足場づくりを担うのが、とび職の仕事。高所で動き回る作業が多く、チームワークが必要な施工である。株式会社Bonds(ボンズ)の川村宗徳代表取締役は、足場施工を請負う会社を経営しながら、近年はアームレスリングをテーマにしたトレーニングジムも開設した。まったく異なるジャンルで、それぞれの運営に力を尽くす川村社長。その魅力と詳細をうかがった。
自衛隊を経てとび職人の道へ

インタビュアー 狩野恵輔(野球評論家)
川村 私は高校卒業後、自衛隊に所属していました。30歳のとき妻の出身地である大阪に出てきて、とび職の仕事を始めたんです。経験を積んで独立し、2014年に法人化を果たしました。
狩野 元自衛隊員でいらっしゃいましたか。現在、スタッフさんは何名おられるのでしょう?
川村 11名です。ほぼ全員が現場に出るとび職人で、現在の仕事を受ける規模としては、ちょうどいいですね。
狩野 過不足のない精鋭部隊なんですね。取引先は、どのような会社が多いのですか。
川村 大手企業が多いです。大阪エリアを中心に関西一円で仕事を請負っています。
狩野 事業に勢いを感じます。失礼ながら、川村社長は50代とは思えない若々しさがありますよね。
川村 ありがとうございます(笑)。自衛隊出身で、体を鍛えることが好きだからかもしれません。昨年の2020年夏には、アームレスリングのジムを立ち上げたんですよ。
狩野 えっ、アームレスリング!? 興味深いお話なので、後ほど詳しく掘り下げましょう。