建設現場に必要な電気の供給を受け持つ仕事

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
橋爪 はい。弊社の業務は、一言でいえば電気工事ですね。中でも仮設電気工事を得意としています。例えば、新しくビルを建てる際に使うクレーンや、内装工事の照明などに電気を供給する工事のことです。
狩野 なるほど。つまり、完成後のビルで使う電気ではなく、建設工事中に必要な電気に関わってらっしゃるんですね?
橋爪 その通りです。仮設した分電盤に電力会社から電気を引き込み、工事現場のあちこちに配線します。これをしないと工事事務所も、新規の建物の内装中も真っ暗で作業ができませんからね。
狩野 そう考えると、仮設電気工事は内装工事をする方にとっての命とも言えますね! 事業内容のイメージが少しつかめたところで、橋爪社長と御社の歩みをうかがいたいと思います。
橋爪 実は私の生まれは、狩野さんと同じ群馬県なんです。高校で土木科を専攻して専門知識を学んだ後、大手ゼネコンの会社に就職しました。そしてある仕事で大阪に来たときに今の妻と知り合いまして。なんと、彼女が弊社の創業者の娘だったんです。
狩野 それが御社とのご縁ですか! なんだか運命的な展開です。しかし、同じ建設関連でも土木と電気では資格から何から違いますよね?
橋爪 ええ。結婚して弊社に入るまで電気工事の経験はまったくなかったので、資格も一から取り直しました。早いもので、それからもう30年になります。