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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

老舗茶屋のとろみ茶で 高齢者の誤嚥を防ぐ!
有限会社かながわ軒茶舗 代表取締役 金川進也

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 お茶の販売や卸を手がけるかながわ軒茶舗さん。金川社長で3代目となる老舗だそうですね!
 
金川 はい。弊社は祖父が1951年に開業して父親が2代目を務め、今では3代目として私が伝統を受け継いでいます。今年2021年9月で70周年を迎えるところです。祖父の代から長らく大阪の老舗の料亭や銘店にこだわりのブレンドの茶葉をご提供しています。
 
畑山 歴史が深いだけに、お得意さんからの支持も厚いのでしょう。
 
金川 おかげさまでご愛顧いただいております。ただ近年では急須でお茶を入れるのが手間だと考える方が増えてきました。そこで私は茶葉を粉末にし、水に溶かしてすぐ飲める粉末茶を開発したんです。これは茶葉100%からできているので、カテキンやビタミンCなどの栄養成分を逃さず体内に取り込めるんですよ。
 
畑山 実際にいただいいてみると、水に溶かしたとは思えないほど本格的でおいしい! 
 
金川 弊社はこの粉末茶を生かし、とろみ茶という独自製法にこだわったお茶も取り扱っています。
 
畑山 このとろみ茶もオリジナル商品なのですか?
 
金川 ええ。以前友人の母が入院した時にお茶を差し入れた際、友人が粉末のとろみ剤を加えて飲ませてあげていたことを知りました。というのもご高齢になると飲み込む力が衰え、誤まって誤嚥を引き起こし、肺の中で炎症を起こしまうことがあるんですよ。そこでとろみ剤を加えることで誤嚥を防ぐ効果があるというわけなんです。
 
畑山 誤嚥性肺炎ですね。命に関わるトラブルとして知られています。
 
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金川 ところが、そのとろみ剤を入れるとお茶本来の味が落ちてしまう場合が多いです。一方、弊社で扱うとろみ茶はお茶本来の味はそのまま、粉末を混ぜてもダマになりにくく、ホットでもアイスでも楽しんでいただけるよう工夫しました。また嚥下障害の方にもとろみ茶はとっても適しています。症状の重さは人よって異なりますので、飲む方に合わせて水の量を変えればとろみの濃度も調整できるんです。いつまでもおいしいお茶を楽しんでもらいたい一心で、開発に注力しました!
 
畑山 お茶は日本人にとってなくてはならない誇りある商品だと思います。すべての人においしいお茶を届けたいという金川社長の熱意が介護をする方、される方双方を幸せにする「とろみ茶」を生んだのでしょう。この商品が施設などに導入され、お茶を愛する多くの方々に届くよう私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
これまで何通も弊社のとろみ茶を飲んだご高齢者や寝たきりの方から、感謝や喜びのお声の手紙をいただき、「お茶を販売する事で人を助け命をつなぐ事が出来る!」ということに気が付きました。それが、私にとって仕事のやりがいになっています。
(金川進也)
 

:: 企業情報 ::

有限会社かながわ軒茶舗

〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町3-3-11

ホームページ
https://kkc-ocha.com
ブログ
https://kkc-ocha.com/blog

 
 
 
 

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