広告代理店の経営者から八百屋へ転身

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
浅井 千葉の大学を卒業後、東京のインターネット関係に強い広告代理店に就職したんです。2年で独立し、広告代理店を設立して6年ほど続けました。
狩野 ということは、まったくの異業種から転職だったのですか。どんなきっかけがあったのか気になります。
浅井 ある日、偶然、地元・神戸の友人と再会したんです。八百屋をしているという話が実に楽しそうで、気付いたら「一緒にやろう」と誘っていました。
狩野 最初からネット販売を取り入れるおつもりだったのですか?
浅井 最初の2年は純粋に店舗で販売をしていたものの、自分には力仕事よりインターネットが向いていると実感しまして。友人に「ネットで野菜を販売してみよう」と相談したのが始まりです。
狩野 ネットで野菜が売れるという予感はあったのでしょうか。
浅井 まったくありませんでした(笑)。右も左もわからない中、赤字覚悟で送料込みの野菜の詰め合わせを販売してみたら、想像以上にたくさん売れて驚いたくらいです。