
インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
森 はい。私には中学生と小学生の息子がいまして、育児に役立つかなと思ったんですよ。妻が某大手企業の経理担当者として働いており、夜遅く帰宅する日も少なくないので、独立前から私も育児を担い、仕事と両立させていました。
内山 企業に勤務していると、時間のやりくりが難しいですよね。お子さんが小さいと病気などで休まなくてはならないし、保育園のお迎えの時間に間に合わせるのも大変でしょう。
森 はい。それで、独立すればある程度時間の融通が利くと考えたんですよ。当時長男が2歳で、食事の用意から保育園の送迎もやりましたし、保育園では父母の会会長、小学校に入学してからはPTAの副会長も務めています。仕事と同様に育児にも真剣に取り組んでいたので、保育士の資格を取得したのも自然な流れでしたね。資格取得のためにピアノにもチャレンジし、我ながら頑張りました。

森 最初は慣れない育児や家事に疲れ、子どもの通う保育園の園長先生にも心配されたくらいです。でも1年くらいしたらママ友もできて、パパ友といるより気が休まる存在になりましたね(笑)。下の子が生まれた後は、週7回もある習い事の送迎にも付き添いました。今は上の子が中学生になり、余裕が出てきて、睡眠時間も確保できるようになりましたが、3時間しか寝れないこともありましたね。