
インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
地曵(祐) 弊社はシステム開発、システムネットワークサービス、カスタマーサービスの3本を柱に、業務システムの開発から精密機械の動作検査まで多彩な事業を展開しています。仕事のほとんどは、お取引先の企業に出向して行っており、社員たちはそれぞれ異なる環境に飛び込んで頑張ってくれています。
内山 創業者でもある地曵会長は、ITの専門家なのでしょうか。
地曵(光) いや、それがまったく違うんですよ。もともと私は某テレビ局内でニュース原稿を書く仕事をしたり、アパレルの会社で人事・総務の仕事をしたりしてきました。社会保険や給料の計算が大好きで、10年もすると「やり尽くした」という満足感と、「自分が社長だったらこうするのに」という経営への意欲が湧き上がるようになったんです。さらにその後、社員を2000人も抱える大手コンピューターメーカーで人事課長を務めました。
内山 それくらいの規模になると、人事のお仕事もスケールが大きいのでしょうね。

地曵光雄会長
地曵(祐) 私は前職で建築系のメーカー会社に勤務していまして。その時はノバックスに入ることはまったく考えていなかったのですが、会長から「ノバックスで自分の力を発揮してみないか」と誘いを受け、弊社に転職しました。代表取締役に就任したのは2019年です。システム開発の会社ですから、「エンジニア出身なんですよね」とよく言われます。しかし弊社では会長が人事畑出身で、私も別の業界から転職してきた人間ということもあって、会長の意思を引継ぎ、何よりも“人”を大切にしながら事業を拡大しています。