ずさんな業者に高額料金を払った苦い経験

インタビュアー タージン(タレント)
石田 はい。弊社はこの大阪市に拠点を置き、関西一円で遺品整理や遺品処分・生前整理などの事業を手がけています。
タージン 石田社長がなぜ遺品整理に興味を持ったのか、きっかけを教えていただけますか。
石田 私が大学生の時、祖母が亡くなった際の経験がきっかけです。当時はまだ遺品整理という仕事があまり世の中に知られていませんでした。そんな時、私の母が、祖母が暮らしていた家を片付けるため、チラシを見て探した遺品整理会社に連絡を取ったんです。すると、見積もりに立ち会った母と私の前に現れたのは、金髪でいかめしい格好をした業者だったんですよ。私も母も一目見て「怖いなぁ」と思いました。
タージン 第一印象はあまりよろしくはなかったと・・・。実際の仕事ぶりはいかがだったのでしょう?
石田 それも褒められたものではありませんでしたね。家の中をパッと見て「これくらい」と出してきた見積書はずさんなものでした。作業内容の説明もいい加減で、大切な祖母の形見をゴミのように扱われてしまったんですよ。でも、他にアテがなかった母と私は、仕方なくこの業者に高額な料金を払って祖母の遺品を整理してもらうしかありませんでした。その時の悔しさが、今も私の中に残り続けています。