清掃業と障がい者就労事業を融合

インタビュアー 濱中治(野球解説者)
北野 このグループホームは2020年4月にオープンしました。しろくま自体の設立は2018年で、清掃業と障がい者就労支援事業を展開しています。具体的には、お客様の依頼を受けて、障がい者の方と一緒に清掃サービスをするんです。
濱中 一口に清掃と言っても、さまざまなニーズがあると思います。どういうところを清掃するのでしょう?
北野 ハウスクリーニングやマンションの空き室清掃、そして太陽光パネル用地、個人宅の庭や空き地の除草、それにお墓掃除などです。実際に働く方の個性や得意分野に合わせた仕事を提供できるように、清掃ジャンルを限定しないようにしているんですよ。
濱中 障がい者の方々は、自分の個性に応じた内容の仕事ができるんですね。それなら活躍もしやすいだろうな! 掃除は作業前後で変化が見てわかるから、やりがいも大きいでしょうね。
北野 ええ、特にハウスクリーニングだと、お客様の反応も直に感じられます。「ありがとう」と言ってもらえるのは、それだけで嬉しいですからね。人に認めてもらったという感覚を通して、自分の存在意義や自分の居場所を見つけてほしいと思っています。