
インタビュアー 水野裕子(タレント)
佐藤 私は東京の大学を卒業後、旅行会社や不動産会社に勤務してきました。そして、30歳のとき地元である名古屋に戻り、親族が経営する自動車整備工場に入社したんです。それまで工具など持ったこともなかったものの、覚悟を決めて転職し、整備士の資格も取得しました。お客様と接するフロント業務も含め、10年ほど経験を積みましたね。
水野 その後、整備士から経営コンサルタントへ転身なさるとは、ますます驚いてしまいますね。ぜひ、そのきっかけとなる出来事をお聞かせください。
佐藤 勤めていた工場での自分の立ち位置を考え、自分には経営の知識が足りないと感じ、中小企業診断士の資格を取ろうと決意して専門学校に通い始めたんですよ。そして経営の勉強をするうちに世界がどんどん広がって、同時に、自動車整備業界の環境やイメージを変えたいという思いが湧き上がってきました。独立して弊社を創業したのは2019年です。元整備士のコンサルタントという珍しい経歴なので、多くの方に覚えていただくことができますね。
水野 経営コンサルタントとは縁がなかったこの業界の方にも、整備士としてご経験を積まれた佐藤代表のアドバイスはわかりやすく伝わるのではないでしょうか。

水野 整備工場や自動車販売店の経営をアドバイスするのですから、10年にわたって積み上げてきた知識と経験は最大の武器になりますよね! そんな中で、佐藤代表がお客様と接する際に特に心がけていることをぜひ教えてください。