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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客のニーズに応える
デザイン重視の建築金物

 

時代の流れに合わせて事業内容を方向転換

 
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タージン それは大変なご経験をされましたね。事業承継した後のお話も、ぜひお聞かせください。
 
宮坂 はい。私が代表になってから、事業内容を方向転換させまして。先代の頃は、大型の建築用鉄骨やエレベーターなど、大きな鉄骨を使った建築金物の製造がメインでした。しかし、私の代になってからはデザイン性の高い建築金物の受注に注力しています。
 
タージン それはおもしろいですね。時代の流れに合わせ顧客ニーズを把握し、宮坂鉄工さんならではの付加価値を付けて製造する方向に、シフト変更したわけですか。
 
宮坂 そのとおりです。他社との差別化を熟考して、デザイン面を重視するに至りました。
 
タージン 実は、そちらに置いてあるモダンでおしゃれな階段が、先ほどから気になっていまして。それも、宮坂鉄工さんの製作ですよね。むき出しの鉄工が階段の存在感をスタイリッシュに際立てていて、美術館などアート関連の施設に設置されていそうです。
 
宮坂 ありがとうございます! この階段は、私が尊敬している、ある先生がデザイン設計された階段です。アイアン分野において、日本で一番有名な先生で、日本中のVIPな豪邸、美術館など、多岐にわたって携わっておられます。ありがたいことに製作依頼があり、弊社にて製作させていただきました。私は、先生の弟子です。弊社の仕事の進め方には2通りあり、今回のように設計士様など外部から持ち込まれたデザインを形づくる場合と、弊社で一からデザインを提案する場合があります。つくってほしい物の写真、本などを見せていただければ、何でもつくれますよ。
 
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タージン 外部からの委託製造のお仕事も、デザインや製造技術のノウハウとして蓄積されていくので、会社の成長にはプラスに作用しますよね。
 
宮坂 そうですね、ご縁がありまして、有名な設計士様、優良工務店様、おしゃれなデザイナー様とお仕事をさせていただいております。本にも製作品が掲載されたこともありますし、弊社がTVに出演したこともあります。おかげさまで、先代の時代と比べて利益率が格段に良くなったので、経営状態も上向きになりました。やはり、他社と差別化していくことの大切さを実感しましたね。
 
タージン 宮坂社長の仕事の積み重ねで多くの会社と信頼関係を築けたからこそ、経営も上向きになったのでしょうね。しかし、システムエンジニアから鉄工という異業種への転職で、困ったことなどはありませんでしたか。
 
宮坂 代表引き継ぎ時は苦労したものの、現場の仕事には意外と自然に入り込めました。実は私は昔から数学だけは突出して得意で、模試試験で全国1位になったこともあるんです。そんな理数系の能力を、鉄工製造や建築関係の仕事では活用できます。それと、学生時代はラグビーにも励んでいました。汗を流す体力仕事も好きなんですよね(笑)。
 
 
 
 

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