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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

精神を病む利用者を
訪問看護で支え続ける

 

最短ルートで夢を実現するため走り続けた

 
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井上 精神科の患者さんは、そのほとんどがご自宅に帰ることができません。田舎では偏見や差別も残っているので、20年、30年という長期入院が続くケースも多いんですよ。特に福井県の嶺南地区は、精神疾患に悩む方を病院とご自宅の間でサポートするための受け皿がありませんでした。そこで、社会に必要な施設を誰もつくらないなら自分でつくろうと決意しまして。そもそも私は看護師として自らの力で起業したいと思っていました。それには精神科の訪問看護が最適だと気付いたんです。
 
畑山 地方によってさまざまなギャップがあるんですね。それにしても、個人で訪問看護ステーションを立ち上げるのは大変だったのではないですか?
 
井上 確かに大変なこともありました。でも、もともと「ないなら自分でつくろう」という考え方なんですよ。例えば私は音楽が好きで、中学の頃から音楽活動を始めています。あるとき、ファンだったバンドが解散して聴きたい曲がなくなってしまったことがありました。その際に「聴きたい曲がなければ、自分でつくればいいじゃないか」と考えたんです。直ぐに独学でオリジナル曲に着手して、アルバムを発表したりライブハウスで演奏したりしまして。このようにゼロから行動を起こした経験がプラスになり、弊社を立ち上げるときも勤務していた病院を辞め、逃げ場をなくしてからチャレンジできました。
 
畑山 まさに、背水の陣で新たな目標に向かって歩み始めたわけですね。起業したのはいつ頃なのでしょう。
 
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井上 弊社を立ち上げたのは2017年です。それから1年間はさまざまな勉強や開業の準備に費やしました。まずセミナーなどに通って経営学を学び、資金調達やスタッフの確保にも奔走しまして。同時に、他府県の精神科訪問看護ステーションで1年間単身赴任しながら修業させてもらうなど、綿密な計画を立て、最短ルートで夢を実現するために走り続けてきたんです。
 
畑山 素晴らしい行動力です。井上代表は、どうしてそこまで頑張ることができるのでしょう。
 
井上 私は「忙しくて時間がない」という言葉が嫌いなんですよ。なぜかというと“どんなに忙しくても、時間は自分でつくり出せるもの”だからです。絶対にぶれない思いと行動力を持ち続ければ、夢は必ず掴み取ることができます。世の中には「夢が逃げていく」と言う人もいますよね。でも本当は、自分自身が夢から逃げているのだと思います。
 
 
 
 

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