B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

既存の慣習にとらわれず
心に寄り添う終活支援

 

慣習にとらわれず、心に寄り添った葬儀を

 
glay-s1top.jpg
タージン これまでのお話をうかがって、小泉監事はまさに終活のプロフェッショナルだと感じました。
 
小泉 私は自身を、葬儀屋ならぬ「終活屋」と呼んでいます。講演でも終活屋として話をさせてもらっているんですよ。例えば、一般的な葬儀会社では介護の相談までは受け付けてくれませんよね。そこで当法人では、介護の際の身元保証も、相続や遺言のお困りごとも、お墓や遺品の整理、そして死後の葬儀に至るまでの支援を包括しています。そうすることで初めて、本当の終活サポートであると考えているんです。
 
タージン すべてワンストップで行うと! それはまたすごい取り組みですね。
 
小泉 私はそもそも終活には正解はなく、人それぞれオーダーメイドであるべきだと思います。だから、今後も私たちは、人生の終わりを不安なく迎えたいと考える一人ひとりに寄り添い、それぞれの終活を支えていきたいのです。
 
タージン なるほど。先ほどもおっしゃっていたように、葬儀会社だけが葬儀を執り行うわけではないんですよね。NPOだからこそできる、固定観念にとらわれない新しい活動なのだと思いました。
 
小泉 そうですね。葬儀会社にしても、寺の僧侶にしても、既存の慣習に対して疑問を持つことは比較的タブーとされていました。お布施の額についての相談を受け付けてくれない寺院もあると言います。そのような状況を、私はどうしても見過ごせないんですよ。
 
タージン そうすると小泉監事は、慣習に縛られすぎている世の中に一石を投じる存在でもあるわけだ! 特に小泉監事は僧侶の資格をお持ちだから、ご自身でお経をあげることもできますものね。
 
glay-s1top.jpg
小泉 実は最近も、協力関係にある葬儀会社から、「5千円で読経してくれないだろうか」と相談されました。ご遺族の方は葬儀費用で精一杯努力されており、その5千円は葬儀会社の社長のポケットマネーからでしてね。もちろん私は、「お布施とは気持ちである」という考えですから、心を込めてお経を上げさせていただきました。
 
タージン 世の中では「お気持ちで」と言っても、読経だけで数十万円ものお布施が相場とも言われますからね。そういうお話を聞くと、小泉監事のおっしゃった「一人ひとりに寄り添う」という言葉の意味が心に染みますよ。
 
小泉 最近はそうした慣習に疑問を持ち、インターネットで寺を選んだり、宗派にこだわらず形式として僧侶を葬儀に呼んだりするという方も増えています。今後ますますそのようなケースが増えていくだろうという意識は、葬儀に関わる者として備えておくべきだと感じます。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事