B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

中古医療機器を活用し
心も体も豊かにしていく

 

後を継ぐのではなく、自らの力で挑戦する

 
glay-s1top.jpg
狩野 中古の医療機器に目を付けたお父様のアイデアは見事なものがありますね。それでは、岡本社長はお父様から後を継いで、会社の経営を任されたわけですか?
 
岡本 いえ、弊社は私が独立して、今年2019年7月に設立したんです。父は以前から、さまざまな事業を立ち上げ、成功させてきました。私も中古医療機器の仕事を学ぶ一方で、「二代目として会社を継ぐのではなく、自らの力で挑戦しろ」と教えられてきたんです。そこで私は、父の会社で得た豊富なノウハウとつながりを活かし、弊社の事業をスタートしました。
 
狩野 二代目としてではなく、ご自身の力で立ち上げたというのは素晴らしいと思います。そう言えば、先ほどお父様がこの業界の先駆者とおっしゃっていましたよね。中古医療機器を取り扱う事業は、医療の現場などからはすぐに受け入れられたんでしょうか?
 
岡本 父が事業を興した当時は、やはり「命を預ける医療機器を、中古で買い取って安く販売して大丈夫なのか」とネガティブなイメージを持たれてしまいがちでしたね。しかし、ここ10年ほどで、その印象も大きく変わってきました。それは、時代の流れと経済的な影響から病院も高価な医療機器を新たに導入するのが難しくなってきたためだと考えています。もともと病院の多くは、新しい機器を購入する際に古い機器を廃棄していました。しかし、弊社のような事業者に下取りに出し、それで得た資金を利用して新品を買うという流れが整ってきています。
 
狩野 確かに、中古と聞くと故障などの心配がありますよね。メンテナンスなどはどのようにしていらっしゃるのか教えてください。
 
glay-s1top.jpg
岡本 医療機器を日本国内に転売する場合は、製造したメーカーによる点検後に販売しますので、次の病院でも安心してお使いになることができます。また、海外に輸出する場合も、現地の販売業者が徹底したメンテナンスを行っているんです。
 
狩野 なるほど。メーカーや販売業者がしっかりと点検や修理を行ってくれるなら安心ですね! クオンヘルスケアさんの事業は、中古車業界の仕事とよく似ているような気がします。
 
岡本 おっしゃるとおりです。私が目指しているのは、中古車と同じように「新しい医療機器を買う前に古い機器を売る」という意識を普及させることなんですよ。現在はまだ、医療機器を中古で売ることができるとご存じないドクターや病院関係者もたくさんいらっしゃいます。そこで、医療機器の下取りや再利用が一般的になる時代を目指し、できるだけ多くの病院やメーカー、ディーラーさんに通って弊社の存在をアピールしています。