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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「場BOK」®を用いて
場の演出で教育を促進

 

場の演出に着目したメソッド「場BOK」®

 
 ソフトウェア工学についての著書も!
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吉井 浅井代表オリジナルの教育メソッドをまとめた「場BOK」®。その概要をぜひ知りたいです!
 
浅井 「場Body of Knowledge」を略したもので、「場づくりの知識体系」という意味を持ちます。簡単に言うと、研修で使うノウハウをまとめたもので、一般的な指南書と異なるのは、セミナーが始まる前からすでに始まっている点です。普通、研修で頭をひねるのは、当日のレクチャー法やプログラム構成など、“本番の中身”でしょう。でも、「場BOK」®はプロモーションから当日の演出、アフターフォローまでを含めた一連の過程を視野に入れ、トータルでパフォーマンスの向上を目指します。
 
吉井 まるでイベントのプランナーみたいな思考ですね。
 
浅井 おっしゃるとおりです。例えば結婚式や告別式という特別なイベントは、参加者が予め「嬉しい」「悲しい」など共通の感情を持って集うから、“良い式”になり、記憶にも残るのだと考えています。これはセミナーでも同じなんですよ。全員が“特別な日”だと共通意識を持ち、準備ができていれば、イベントの目的を達成し効果も上がるのではないでしょうか。日本には特別な日「ハレ」と何でもない日「ケ」の思想がありますよね。私にとって、すべてのイベントが「ハレの日」なんです。
 
吉井 なるほど、先ほど「演出」という言葉を使われたのも納得です。ということは、セミナーで使用する会場や照明、BGMなども考えるんですか?
 
浅井 もちろんです。例えば、休憩時間の合図として学校のチャイムを鳴らすこともあります(笑)。スライドを50枚使うセミナーなら、その3倍は工夫を仕込むんです。絵本を使用するプログラムを用意することもありますよ。
 
吉井 ドラマの現場をつくってくださる美術さんのようですね! 絵本を使うプログラムは、どんなものなんでしょう?
 
浅井 『かちかち山』などの昔話を題材に、参加者に、台本なしの紙芝居を即興で演じてもらうんです。最初はみなさん戸惑うものの、徐々に役者さん顔負けの熱演になっていきます(笑)。こうして自分の中にある表現力を引き出すことを体験的に学ぶのです。そして、その表現力を会社でのプレゼンなどに活かしてもらうというわけです。
 
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吉井 潜在的な自分の表現力に気付いてもらう狙いがあるんですね。自由に演じるというやり方もいいですよね。『かちかち山』を自分なりにどう演じるかを考えることで、いろんなアイデアや発見を得られると思います。
 
浅井 講師としては、いかに気付きのポイントをたくさんつくってあげられるかが大切です。例え話をする際も、相手の年齢や性別に応じたものを複数挙げるようにしています。
 
吉井 なるほど、身近でわかりやすい話題だと、より頭に入ってきやすいです。