日常生活動作の向上を目指す明るい施設

インタビュアー 川村ゆきえ(タレント)
宅野 当施設の利用者様は、とにかく元気な方が多いんです。支援する側の私たちも、同じくらい元気じゃないと負けてしまいますね(笑)。
川村 私、介護施設って人が活発に歩いたり大声で話したりしない、もっと静かな所だって思い込んでいました。だから、イメージのギャップに驚かされましたよ!
宅野 初めて来られた方は、皆さんびっくりされるんですよ。当施設は自立支援型の施設として、日常生活動作、通称ADLの向上を目標に掲げています。1日のプログラムとその合間にも「なるべく自分のことは自分でしましょう。周りの人を手伝ってあげましょう」という考えに立ってサポートしているんです。
川村 確かに、本当に利用者さんのためを思うなら、必要な介護はしつつも、甘やかすほどの過度な手助けはしないことが大切なのでしょうね。
宅野 はい。利用者の皆さんもそのことを良く理解していて、何も言われなくても率先して動いてくださるんです。その分、活動量が増えると安全面での心配もあるものの、当施設では看護師を毎日必ず配置して、微妙な体調の変化にも素早く対処できるよう万全を期しています。