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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

設計から施工までお任せ
経験豊富な一級建築士

 

父の言葉で始まり、妻の激励で高みへ上れた

 
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矢部 唐澤さんの前職は、不動産の営業だったそうですね。
 
唐澤 はい。きっかけは、20歳のときに両親が一戸建てを購入したことです。当時は不動産詐欺が社会問題化していて、父から「宅建を取って、家を守ってくれ」と言われまして(笑)。
 
矢部 お父様に言われたら、やらなきゃですね(笑)。でも、そう簡単に取れる資格ではないですよね。
 
唐澤 今のように専門の予備校もない時代ですから、書店で買った問題集を頼りに猛勉強しましたね。そして半年後、宅建を取得し、地元の不動産会社に営業として就職したんです。その後、結婚を考える年齢になり、大手不動産会社に転職しました。
 
矢部 順調なキャリアを積まれる中、なぜ建築士になろうと考えたのでしょう?
 
唐澤 働いていると、「この物件、なぜこんな間取りなんだろう。」という疑問に蓋をしなければいけない場面にも出くわし、それであれば自分の納得がいく物件を自分で設計したいと思ったんです。また、結婚前に語っていた「一級建築士になりたい」という20年越しの思いを、妻が覚えていましてね(笑)。思い切り背中を押されました。
 
矢部 素敵! 奥様の応援は心強かったでしょう。
 
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唐澤 そうですね。建築の実務を覚えるために工務店に転職し、現場の施工技術や工事の調整方法を学びながら、建築士の勉強をしている間、「いつ建築士になるの?」と尻を叩かれっぱなしでした(笑)。ただ、妻には本当に苦労をかけました。工務店勤務時代は、不動産会社に勤務していた頃から年収が半分以下になりましたからね。
 
矢部 奥様のご苦労、お察しします。それぐらいの覚悟がないと取得できない資格であることがよくわかりました。
 
唐澤 私は建築系の資格を取得するための専門学校で講師もしていて、ある学生が「一級建築士の資格は足の裏の米粒」と言っていました。「取らなきゃ気持ち悪いし、取っても食えない」とね。ただ、私の場合は、建築現場のスキルを持っていたことが大きく、2011年の開業後は安定して依頼をいただけています。やはり、設計から施工のクオリティを担保できる一級建築士は、お客様から多くの信頼を寄せていただけるんですよ。
 
矢部 奥様にお尻を叩かれながら、建物を売る側、つくる側の両面を深く学べた時期が、今、唐澤さんの大きな強みになっているわけですね。
 
 
 
 

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