B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

まぶしくないのに明るい
低位置道路照明を開発!

 

国道で身の危険を感じ低位置道路照明を開発

 
glay-s1top.jpg
霧でもよく見える低位置道路照明
杉田 それでは、小柳社長の歩みと製品開発のきっかけを教えていただけますか。
 
小柳 夫が転勤の多い仕事に就いていたため転居の頻度が高く、一時は専業主婦になったものの、転居を繰り返すうちに、不動産に興味が出てきました。リフォームにも詳しくなり、個人で投資用マンションを一棟購入した後、数棟のマンションを購入するようになったんです。数年後は本格的に不動産投資を始めるため、会社を立ち上げようと思っていました。
 
杉田 なぜ、照明設備の開発・製造にシフトチェンジされたのか気になります。きっかけは何だったのでしょう。
 
小柳 不動産は現在も続行中ですよ。ただ、製品の開発には圧倒的に時間がかかります。照明設備の開発に乗り出したきっかけは、秋の日の夜に、夫と車で峠越えの国道を走っていると、突然、濃い霧が発生しまして。ほんの数分で周囲が真っ白になり、身の危険を感じるほどでした。このとき国道には照明設備があったにもかかわらず、光が道路にまったく届いていなかったんです。家に置いてきた娘のためにも、死ぬわけにいきません。私と夫はなんとか見つけた駐車スペースに車を停め、そのまま夜を明かして難を逃れました。
 
杉田 なるほど。まさに、九死に一生を得る経験でしたね。
 
小柳 おっしゃるとおりです。そして無事に生還した私は、このような危ないケースでも安全に走行できるようにと、2011年に立ち上げた弊社で照明の研究を始めました。特許を取り、不動産投資で得た資金をつぎ込みながら苦労を重ね、やがて安全な低位置道路照明の製品化に成功したんです。おかげさまで、仙台市の「ビジネスグランプリ2018」や復興庁主催の「復興ビジネスコンテスト2018」で受賞することができたんですよ。
 
glay-s1top.jpg
杉田 まさに、人々の安全を守る画期的な照明設備が誕生したわけですね。ぜひ、その低位置道路照明の特長を詳しく教えてください。
 
小柳 現在、全国の高速道路や国道に設置されている照明設備は、高い位置から道路を照らしています。しかし、これでは明かりが路面に届かないこともありますし、老朽化や腐食による倒壊の危険もつきまといます。一方、弊社の低位置照明システムは地上1.1mという低い位置から路面を照らすので照度は十分です。もちろん倒壊の危険性もありません。
 
杉田 どうして、そのような照らし方が可能なのでしょう。
 
小柳 弊社の低位置道路照明は、指向性と明るさが異なる6つの光源で構成されているので、一定の範囲を均一に照らすことができるんですよ。また、まぶしさを回避する特殊な構造も導入しています。実は、他社製の低位置照明はいろいろな弱点がありまして。実際に他社の製品が設置されている高速道路では、ドライバーさんから「目がくらむ」というクレームや、近隣にお住まいの方から「光が漏れてまぶしい」という苦情が多いそうです。それを弊社の製品が回避したのは6個の光源によるものです。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事