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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本刀で磨いた研ぎ技で
家庭包丁に真の切れ味を

 

国家資格で“誰も損しない”仕組みづくり

 
杉田 なぜ研ぎ職人の国家資格化を考えたのですか?
 
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藤川 日本刀から連なる日本独自の研ぎ技術や包丁の本当の切れ味を、日本人が知らないことが残念でならないからです。今はむしろ海外の方のほうが、本当の切れ味をよくご存じなんですよ。オーストラリアで日本製の包丁を販売する知り合いがおり、「日本の職人が手入れしているものを」とオーダーされることがあるそうです。
 
杉田 包丁もメイドインジャパンが人気なんだ! 確かに、日本の技術に日本人が不慣れなのは悲しいですよね。
 
藤川 切れ味の悪い包丁だと、刺身の舌触りや脂のノリが悪くなるとおっしゃる方もいます。切れ味は使用感だけでなく、料理の味も左右するんです。その大切な切れ味、研ぐ技術に基準があることで、職人やお客様の安心につながり、ひいては業界全体のサービス向上に発展するのではないでしょうか。
 
杉田 “誰も損しない”仕組みができあがりますね!
 
藤川 その土台を、なんとしても築いていきたいですね。そして、結果的に文化や伝統の保護にも貢献できればと思います。そのため、現在事業として研ぎ職人の開業支援にも力を入れているんですよ。
 
杉田 開業支援ですか。どのような流れで行っているのですか?
 
藤川 私のもとで修業し、職人として独り立ちできるようになれば、のれん分けのような形で、スーパーなどで研ぎを行う仕事を斡旋するようにしています。
 
杉田 営業先のスーパーとは藤川社長が先に信頼関係を構築してくれているから、独立した方も安心して開業できますね。現在はどのような方が修業をされているのですか?
 
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藤川 20代後半から70代の方までさまざまです。女性もいますよ。高校生の女の子から、興味があると電話をもらったこともありましたね。
 
杉田 スマートフォン一つで何でもできる便利な世の中だからこそ、若い世代も伝統の技に特別な価値を見出すのでしょう。
 
藤川 刃物研ぎは1000年続く技ですからね。AIや機械がどれだけ進化しても再現は不可能だと思います。志のある研ぎ職人をこれからも育てていきます。
 
杉田 伝統や本物の技や作品が身近にあると、価値観も豊かになります。心を豊かにするのは、機械では難しいところなんでしょうね。1000年続く技を、今後もぜひ多くの方に伝え、そして多くの笑顔をつくってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様の笑顔を見れることですね。自分の技術を惜しみなく発揮できて、その結果、お客様に喜んでいただけることが楽しみです。
(藤川眞佐夫)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社研真
■ 本社 〒270-1543 千葉県印旛郡栄町請方1329-1
■ 事業内容 刃物研磨サービス/独立開業支援
■ ホームページ http://togimasa.com
■ フェイスブック https://www.facebook.com/togimasa01
 
 
 
 

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