新品の包丁も実は“研ぎ”が必要

インタビュアー 杉田かおる(女優)
藤川 はい。おかげさまで現在は関東一円を中心に、マミーマート、Olympic、コモディイイダ、ベルクなど、大手スーパーマーケットと契約し、店頭にて研磨サービスを行っています。お買い物の合間に包丁を研いで、お帰りの際にお渡ししています。
杉田 包丁の切れ味が落ちたとき、自分で研ぐ、新しいものに買い替えるという方法もありますよね。どんな場合に研ぎ職人さんにお願いすればいいのでしょう?
藤川 いかなる場合も、ですね。市販されている研磨グッズではしっかりと研ぐことは難しく、また、一般に市販されている包丁も機械で研いだものですので、“刃がついていない”状態なんです。だから、新品を購入された際も、使用する前に我々に預けていただくことをおすすめしますよ。
杉田 新品でも研ぎが十分じゃないとは知らなかった! 包丁の切れ味をどうやって判断すればいいのかも、ぜひ教えてください。
藤川 わかりやすい目安としては、肉を切るときの回数ですね。1、2、3と3回以上往復して動かさないといけない包丁は、切れ味が落ちています。
杉田 そうすると私が今使っている包丁は駄目なんですね(笑)。