B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

働き方改革も変革の糧に
排水処理設備の製造会社

 

働き方改革の一歩として残業への意識を変革

 
glay-s1top.jpg
八木 労働環境についてもお聞きします。まず、現在の社員数を教えてください。
 
礒部 在籍スタッフは10名で、うち1人は育休中です。しかもそのスタッフは、初めての出産に続いて2人目、3人目のお子さんが誕生しているので、約3年間、連続して育休を取得しているんですよ(笑)。
 
八木 育休を導入する製造業の会社が珍しい中、そんなに長期間の取得も認めてくれるなんて、すごいですね!
 
礒部 「仕事のカバーが大変では?」とよく心配されます。でも、そこは他のスタッフ間で補い合えますし、いざとなれば私が休日を返上すればいいだけです。大事なのは、スタッフが職場復帰したあとのこと。育休明けは子どももまだ幼いですから、急に休まざるを得ないケースも多いでしょう。それでもスタッフがいきいきと働ける環境をつくることが、経営者の役目だと思っています。
 
八木 素晴らしい!「ディンク流働き方改革」に興味が湧いてきました。
 
礒部 働き方改革の第一歩として徹底したいのが、社員一人ひとりの「業務管理の意識改革」ですね。今までは仕事があるから残業するという感覚の社員がほとんどでした。でもそのままでは残業は減らせません。1日の仕事量に対して定時までの業務計画をたてることが残業を減らす第一歩だと思ったのです。だから、1日の作業計画や進捗管理を常に意識するように、社内でも徹底しています。
 
八木 私は野球のコーチ業を通じて、人の意識を変えることの難しさを知りました。相手がなかなかこちらの意志を汲んでくれない場合、礒部社長はどう対処しますか?
 
glay-s1top.jpg
礒部 今は積極的に組織改編を行っています。相性の良さそうな上司の下に異動させたり、得意そうな業務を担当させたりと工夫しているんです。幸い、弊社は中小企業なので社長の意見がすぐに組織に反映でき、柔軟な組織改編が行えるのだと思います。
 
八木 適材適所の考えですね。上司と部下の相性を考慮するとは、「部下が上司に合わせなさい」という世代に育った私には目からウロコですよ。
 
礒部 人にしても業務にしても、相性の合う、合わないってとても大事なことだと思っています。人間、だれでもおもしろくない、楽しくないことは頑張れないと思うんですよね。だから社員が能力をフルに発揮できるような環境にしようと思うと、“相性”も考慮に入れないといけない。上司と部下の関係の考え方については、やはり時代の変化もあると思います。時代変化に合わせた人材育成や組織づくりは、企業が生き残るためには絶対に必要です。それは社長一人ではできません。だから信頼する若い社員を役員として経営陣に加え、次の時代に向けての組織づくり、人材育成にも注力しているんです。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事