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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

名称は“埼玉の秋葉原” 
元音楽家のPCショップ

 

第二の夢であるパソコンで起業する

 
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石黒 音楽家にならないと知って、ご家族はさぞがっかりされたのでは?
 
花園 一緒に住むのが気まずくなったほど落胆させてしまいました。未だに申し訳ないなとふと思うことがありますね(笑)。実家は2代にわたってピアノ教室を経営する音楽一家でしたからね。ただ、私は子どもの頃にレッスンで叱られすぎたせいか、ピアノは嫌いになってしまいました(笑)。
 
石黒 それでオーボエを選んだんですね。音楽よりパソコンに夢中になったきっかけを教えてください。
 
花園 大学生の頃、パソコンが欲しいと思って家電量販店に買いに行ったんです。でも、欲しいパソコンはお金が足りなくて買えませんでした。
 
石黒 確かに、10年くらい前のパソコンは今よりも高価でしたよね。スマートフォンもまだ普及していませんでしたし。
 
花園 当時は、客の無知につけこんで、低スペックのパソコンを高価で売りつける店も少なくありませんでした。あ、今もそういうお店がごろごろしてますけどね(笑)。それで、いろいろネットで情報を探していると、パソコンは自作できることがわかったんです。秋葉原で売っているジャンク部品を組み合わせれば、3万円以下でパソコンを組み立てられる。さっそく、当時の乏しい知識でなんとかパソコンをつくってみたら大成功。ちゃんと動くパソコンをつくることができました。しかもそこからいろいろ調べていってみると、そのパソコンが倍以上の価格で売れていることがわかりました。
 
石黒 それはいいですね。新品だと十数万円はするパソコンが5~6万円で手に入るなら、中古であっても欲しがる人はいると思います。
 
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花園 それで、私の中では、第一の夢は音大に入った時点で終わってしまったので、今度は第二の夢として、パソコンの知識を深めて事業を興そうと決意しました。それで猛勉強した結果、「自分に修理できないパソコンはない」と思えるほどの自信がついたので、起業したんです。
 
石黒 それは、いつ頃のことですか。
 
花園 2011年ですね。群馬県にスーパーマーケットの跡地があって、月10万円の家賃で店子を探している地主がいるとの話を聞き、「スーパーの敷地なら、在庫をたくさんストックできる」と考え、その物件に飛びつきました。でもそれが、地獄の始まりでした。
 
 
 
 

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