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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

障害者が前向きになれる SNSでつくる交流の場
株式会社アクティベートラボ 代表取締役 増本裕司

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 身体障害者向けライフサポートサービスを展開する株式会社アクティベートラボさん。増本社長のこれまでの歩みを教えてください。
 
増本 私は長崎県出身で、東京で就職しました。2009年、突然就業先にて脳出血で倒れてしまい、2週間意識不明になったんです。目覚めてからは会話もできず、ベッドからまったく立ち上がれない状態でした。
 
川上 その状態から現在まで、相当な努力をしてリハビリなさったんでしょうね。
 
増本 いや、努力ではないのです。今までの友人もみんな去ってしまい、リハビリしかできることがなかったので、とことん突き詰めて取り組むことにしました。その後、就職活動をし、30社以上落ちて・・・やっとアルバイトとしてある会社に雇ってもらったんです。ところがその会社は、国の雇用基準を満たすために障害者を雇っているだけで、「所属しているだけでいい」という扱いだったんですよ。そんな対応に反発する気持ちもあって、障害者同士が簡単に情報を得られて、お互いがつながれる場をつくりたいと考えたのが、この会社を立ち上げるきっかけでした。
 
川上 働く以上は誰かに必要とされたいですよね。自分にしかできないことを求める気持ちはよくわかります。
 
増本 そこで、本人や家族、医療従事者や福祉サービス事業者が参加できる「Open Gate(オープンゲート)」というSNSを開発したんです。障害レベルを細分化した、身体障害者特化属性情報(通称ブイ君 特許取得)を使って、自分と近い境遇の障害を抱える人と出会える仕組みをつくりました。すると、宣伝もせず開設しただけの状態で600人ほど集まったんですよ。
 
川上 それだけ情報共有の場を求める人がいたと。共感できる仲間同士で活躍できる環境がつくれれば、障害を持つ方の世界が大きく広がっていきますね!
 
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増本 障害を乗り越えようと頑張る人を、私たちは「フィジカルチャレンジャー」と呼んでいます。チャレンジャーたちが「したい」こと、「できる」ことを増やしたい。「Open Gate」を社会と障害者をつなぐ窓口として、前向きになれる場、活躍できる場をどんどん増やしていきたいです。
 
川上 障害の有無に関わらず、社会は人とのつながりで成り立っています。特別扱いするのではなく、その人にしかできないことを見つけることが重要ですよね。「やればできる」の精神で、誰もが共存できる社会実現に向けて頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分だからできると思える仕事に従事できていれば楽しめると思います。「障害者は職場にいるだけでいい」という扱いをされるのは、必要だから雇われているのだと思っている当人にとって、苦痛でしかありません。必要とされていることを感じられるからこそ、仕事を楽しめるのだと思います。
(増本裕司)
 

:: 企業情報 ::

株式会社アクティベートラボ

〒164-0013 東京都中野区弥生町2-41-17 TCIC

ホームページ
http://open-gate.jp
http://www.activatelab.co.jp