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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大衆演劇の衣装販売で
堅実に成長する呉服店

 

独立して調子に乗れない体質に変わった

 
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吉井 東京の浅草に店舗を出したのも、大きなチャレンジではないでしょうか。     
 
 そうなんです。浅草では2017年7月に大衆演劇の劇場「木馬館」の隣に店舗を開きました。東京進出は、東京から来るお客様の要望を聞いた部分もありましたが、呉服業界で関西から関東へ進出するのは、大手を別とすれば初めてのケース。業界の人たちを見返すためあえて挑戦した部分もあります。ありがたいことに1ヶ月もすると本格的に忙しくなり、これなら大丈夫だと確信できました。
 
吉井 大手以外の呉服屋では初の成功例ですから、喜びもひとしおでしょうね。成功の秘訣はどこにあったのでしょう。
 
 呉服屋はどこにでもありますから、私たちにしかできないことを追求した結果ではないかと思います。大衆演劇の衣装に関しては、役者さんが1枚でも多くの衣装を持っていただけるように、サービスの内容や出来上がりの完成度を上げながらも、低価格にしたことが成功につながったと思います。
 また、お客様に安心して購入していただけるための環境づくりとして、若いスタッフを中心に、全員が親身な接客ができるプロフェッショナルになるよう、全体を見通せる一貫性のある業務をこなしています。それにより個々がスキルアップを続けられる環境になっていることもうまくいっているポイントだと思います。最近ではお客様から「成長したね」とお褒めのお言葉をいただく機会が増えてきました。
 
吉井 原社長はまだ32歳とお聞きしています。お話をうかがっていて、その若さで事業に対する行動力と、冷静な判断力を兼ね備えていることが、本当にすごいです。私もお話をうかがって大きな刺激を受けました! 今後は、どんな野望を抱いていらっしゃるのですか。
 
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 今では一から着物をつくれるメーカーとしての強みができましたから、着物を活用してもらえる分野を新たに開拓しようと日々取り組んでいます。ただ、これまでどおり堅実に事業を続けながら、そうしたチャレンジをすることが大切だと思っています。私は本来、調子に乗りやすいタイプですが、いい時にこそ、堅実に謙虚に冷静になるよう意識しているんです。独立して以来、調子に乗れない体質に変わったんですよ(笑)。吉井さんからご評価いただいたように、私自身に、冷静な判断力が今後も必要だと思います。そして、サービス内容のクオリティーやお客様の満足度をあげることに神経を使いたいですね。
 昔、思い描いていた店舗の拡大などに今は興味がなく、そのような野心は捨てました。価値観や目標が変わったんです。経営状態が良好な会社でないと上質なサービスの提供はできません。ですから、お客様はもちろんのこと、社員や取引先にとっても理想的な会社であり続けたいという気持ちが強いですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の起こす行動によって、関わる人にどんな幸せやプラスの種を蒔けるかを考えながら仕事をするのが、楽しいですね。
(原彰希夫)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社原
■ あさくさ呉服 〒111-0032 東京都台東区浅草2-7-7
■ かんさい呉服 〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋3丁目9-12
■ 事業内容 呉服店経営
■ 創業 平成26年1月
■ 従業員数 10名
■ ホームページ http://kansaigohuku.com
 
 
 
 

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