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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大衆演劇の衣装販売で
堅実に成長する呉服店

 

事業を絶対に成功させると誓う

 
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吉井 でも、大衆演劇の衣装販売にこだわるのはなぜなのでしょう。
 
 現在、一般的な着物を購入するお客様の多くが、普段から着物を着られる方々です。しかし、普段着物を着られる方は減少傾向にある。そうなると、呉服の営業というのは、「必要としている人に必要以上に着物を売る」商売になってしまいます。
 私たちは無理な販売はしたくないですが、着物が売れなければ経営は成り立たないですよね。ところが大衆演劇の役者さんは、衣装が必要だから買いに来てくださる。しかし、その衣装を扱えるお店が少ない。それに気付いた私は使命感を感じ、この事業を絶対に成功させようと誓ったんです。
 
吉井 なるほど。舞台衣装の販売は求める人に売るお仕事だから、無茶な営業をする必要がなくなるわけですね! 役者さんはお着物をどれくらい着られるものなのですか?
 
 劇場の座長さんの着物が何回変わるかなと数えてみたところ、芝居、舞踊で10回は着替えていました。1ヶ月間の公演でしたから、毎日となるとすごい枚数ですよね。
 
吉井 そんなに多くの数を着ていらっしゃるとは知りませんでした! それにしても販売されている衣装のラインアップを見ると、斬新なデザインの着物が多くて驚きました。
 
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 大衆演劇の着物は、一般的な着物とは役割が異なります。着物の場合、“歴史や伝統が大事”というような話がよくされますが、大衆演劇の着物は役者さんをさらに輝かせるためのステージ衣装です。そのため、この世に1枚しかない斬新な衣装づくりにこだわっています。
 
吉井 斬新なアイデアはどのようにして生み出すのでしょうか。
 
 役者さんから希望や要望などの情報を得つつ、実績のある熟練の職人や衣装デザイナーたち、そして現場で働く私たちが毎日のように衣装についての打ち合わせを重ねています。今までの成功や失敗をすべてマニュアルに入れて、全員でじっくり正解を考えるんです。それが、あたらしいものづくりにつながります。本当にお客様に成長させていただいたと思います。
 
吉井 大衆演劇の衣装を手がけるようになって、今年、2019年でまだ4年ほどですよね。成長の速度が驚くほど早いのは、意欲の表れですね!
 
 
 
 

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