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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

挑戦する姿勢を持ち続け
チョコで幸せを提供する

 

全社員を対象に新商品のアイデアを公募

 
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八木 想像もつかないような大変な努力の結果、誰もが知る高岡食品工業さんの看板商品が誕生したわけですか。むぎチョコは価格の安さも魅力ですよね。
 
松田 弊社の企業理念は、“おいしいチョコレートで人々を幸せにすること”です。ですから、子どものお小遣いでも購入しやすい価格を守り抜き、現在でもむぎチョコは1袋30円で販売しています。しかし、品質に妥協はありません。麦のポン菓子にチョコレートをコーティングした商品は他社も販売していますが、味にシビアな問屋さんからも「高岡食品工業のむぎチョコは非常においしい」と太鼓判をいただいています。
 
八木 安くておいしい。そのクオリティを現在もなお維持し続けているのは素晴らしいですね。近年ではどのような商品を製造なさっているんでしょうか。
 
松田 「ショコラ生チョコ仕立て」という商品が大変な人気をいただいており、一部のお客様に「食べ始めると止まらないから、注意したほうがいい」とまで言われたほどなんですよ(笑)。ありがたいことに、この商品の売り上げも伸び続けています。あまりにも売れるので、工場の1区画をまるごと使う専用の機械まで導入しました。また、最近はSNSでもよく見かけるようになりました。「ショコラ生チョコ仕立てを、パンに乗せてトーストするとすごくおいしい」ということを、私もお客様の声で知ったんです。
 
八木 確かに、近頃はSNSなどインターネットを通じて、すぐに評判が広がりますからね。
 
松田 ええ。実は弊社の工場では、訳あり品などの直売を1年に何回か期間限定で行っているんです。特に宣伝などはしていないものの、毎回多くのお客様に来場していただいて大盛況なんですよ。こちらもお客様の口コミで情報が広まったので、本当に感謝しています。
 
八木 それはすごい! もはやただのお客さんというよりも、ファンの心を掴んでいるように思いますよ。高岡食品工業さんがヒット商品を生み、売り上げを伸ばし続けられる理由は、そういったお客さんの声に敏感で、挑戦する精神を忘れないところにあるようですね。
 
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松田 八木さんにそう言っていただけると嬉しいですね。弊社では他社が手がけない変わり種の商品を次々に開発し、新しい需要を自ら探るという柔軟な経営を心がけています。ですから、すぐに市場から消えた商品も結構あるんですよ(笑)。私が入社する前に発売した、野菜のチョコレート「ベジチョコ」や、マンゴーが日本でまだ一般的になる前に発売した「マンゴーチョコレート」などは流行を先取りしすぎてしまい、残念ながら人気を得ることができなかったんです。でも、他社に先駆けて発売した「きなこチョコレート」や「あずきチョコレート」は、おかげさまで大ヒット商品に育ちました。ほかにも新たな試みとして、人気クリエーターとコラボした商品を大手コンビニチェーン限定で先行販売したところ、すぐに完売してしまうほどの大好評をいただいたんです。