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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統の技が注目を浴びる 左官の魅力を伝えたい!
左官屋本多 代表 本多俊祐

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 今日は、静岡県浜松市の左官屋本多さんにお邪魔しています。さっそく、本多俊祐(ほんだ しゅんすけ)代表の歩みをお聞かせください。
 
本多 私の父が左官職人で、その仕事ぶりを子どもの頃から見てきました。ただ、自ら左官になりたいとは思わず職を転々としていたんです。25歳のときに頼まれて父の仕事を手伝い、初めてそのおもしろさに気付くことができました。それから父のもとで修業し、国家資格の1級左官技能士も取得しましたよ。
 
宮地 独立のきっかけは何だったのですか?
 
本多 兵庫の淡路島で開催された、左官の講習会に参加したことです。そこで全国で活躍している親方たちの話を聞き、左官の本質やその魅力に衝撃を受けました。左官をもっと追究したかったので、2010年に独立したんです。左官の講習会は各地で開催されていて、私は今も参加しているんですよ。
 
宮地 淡路島は私の出身地です。何かの縁を感じますね! 本多代表が魅了された左官の本質とは、どのようなものなのか、興味深いです。
 
本多 私が手がけるのは住宅が主ですが、左官は城や寺社などの文化財を施工することも多く、伝統的な工法では、土や漆喰など自然の素材だけを混ぜて壁を塗ります。そして、立体感と陰影で壁に表情をつくり上げるんですよ。この表情に同じものはなく、すべてオンリーワンなのが魅力ですね。また、私はお客様に知識・技術不足で「できません」とは言いたくありませんし、それだけの知識と技術を備えるよう常に努力しています。
 
宮地 まさに、一塗りに思いを込めた、伝統のアートですね。ところで、こちらにあるかまどは、もしかして本多代表の手づくりでしょうか。
 
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本多 そうなんです。実は、左官の技術を凝縮したかまどやピザ窯も受注生産していまして。自分でも、このかまどで焚いたご飯を食べていますよ。
 
宮地 このかまどで炊いたご飯なら、絶対においしいだろうなぁ! 和の風情があってインテリアとしても最高ですね。今後については、どのようにお考えでしょう。
 
本多 洋風の住まいに和の伝統を融合させる、新しい左官のモデルを提案したいですね。また、若い職人を増やすことも今後の課題です。左官は、その長い歴史が再び注目されているものの、常に人手不足に悩まされているんですよ。私は公益社団法人日本左官会議のメンバーとして、業界をアピールする活動も続けています。これからも一人でも多くの方に“本物の左官”を知っていただき、優れた後継者を誕生させたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の納得できる仕事で、お客様の喜ぶ顔を見るために知識を増やして技術を高めることが楽しいですね。
(本多俊祐)
 

:: 事業所情報 ::

左官屋本多

〒433-8117 静岡県浜松市中区高丘東4-39-14

ホームページ
http://www.sakanyahonda.jp

 
 
 
 

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