中国でも古都として有名な陝西省西安。この街に伝統料理として伝わる「ビャンビャン麺」が食べられる専門店が東京にオープンした。麺打ちには料理人の高い技術が必要とあって、本格的なビャンビャン麺が食べられる店は日本にここしかないと言っていい。しかも、オーダーが入ってから麺を打ち始めるため、打ち立てのもちもち感を味わえる。のみならず、客席から厨房が見えるため、麺打ちの妙を目や耳で楽しむことも可能だ。
中国に古くから伝わる「ビャンビャン麺」

インタビュアー 石黒彩 (タレント)
小川 中国の西安で古くから食べられている、小麦を使った平たい麺料理です。日本のきしめんに見た目は似ていますが、切らないため、麺3本で丼1杯分になるんですよ。
石黒 たった3本で!? すると、相当長いんですね。
小川 はい。つくり置きはできないので、オーダーが通ってから麺を延ばします。今からつくりますので、厨房をご覧ください。
石黒 厨房がガラス張りで中が見えるようになっているのですね。あっ、麺がびよーんと延びた! そして「ビャンビャン」と麺を打つ音が聞こえます。
小川 それでビャンビャン麺と言われるようになったと伝えられています。日本でメニューの1つとして提供している中華料理店はあるものの、当店のような専門店は他にありません。しかも西安出身の当店料理長に言わせると、他店のビャンビャン麺は本場のものには及ばないそうです。