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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新分野へ挑む“新聞屋”
地域コミュニティの核に

 

地域密着の販売店ならではのサービスを展開

 
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石黒 そこからいよいよ修業が始まったわけですね。独立までの道のりは?
 
金子 息子だからではないでしょうけれど、次から次へと試練を与えられて大変でした。最初はセールス会社で修業をし、業界で独立店主を多く輩出している、販売力があり厳しいと言われている販売店2店で勉強させていただきました。その後、父のもとで一般社員からスタートし、ナンバー2の主任、店長と昇格して、2002年4月にASA京王堀之内を創業して独立がかないました。その後、ほかの販売店を統合して、現在のASA南大沢・堀之内店を運営することになったわけです。
 
石黒 朝夕の配達だけでも忙しいでしょうに、御社では新聞と関係ないことも事業にされているんですね。
 
金子 ええ。例えば牛乳配達もしていますからね。新聞業界は斜陽産業と言われて久しく、実際、大学が多い八王子エリアを観察しても、若い人の大部分は新聞を読む習慣がありません。だから販売店も「新聞を一部売ってナンボ」という従来の考えではなく、新聞以外にも地域の方たちにさまざまなサービスをお届けしないと、生き残っていくのは難しいと思います。生活支援事業の「まごころサポート」も、そうした発想から4年前の2014年にスタートしています。
 
石黒 具体的に、どんなサービスを提供しているんですか?
 
金子 30分500円で、地域住民、特にシニアの方々の、ちょっとした困りごとの解決にうかがうサービスです。買い物代行でも草むしり、電球の交換、家具やテレビを移動など、何でもやりますよ。
 
石黒 なるほど。それは、一人暮らしのお年寄りには助かるサービスですね。うちは共働きで、まだ子どもたちが小さい頃、私たち夫婦の代わりにおばあちゃんが子どもの面倒をみてくれていました。でも、いざというときタンス1つ動かすのも大変で、背が小さいから電球を替えるのも苦労していました。だから、御社のようなサービスがあれば、重宝しただろうと思います。毎日配達に来てくれる配達員さんなら、顔なじみで安心できるでしょうし。
 
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金子 そうなんです。普段から地域の方々とのコミュニケーションを大切にしている新聞販売店には、ぴったりのサービスだと思っています。
 
石黒 「めっちゃクリーニング」というサービス名の、ハウスクリーニング事業も行っているんですよね。これも意外でした。
 
金子 2017年8月からはじめて今年の9月に事業部をつくりました。その道のプロに提携業者として入ってもらうことも検討しましたが、それだと「まごころサポート」の精神に反するので、顔なじみの弊社の人間がやってこそだと考え直し、プロから直々に技術を教わって始めました。エアコンや水回りなど、手間のかかる掃除もしっかりと、きれいに仕上げますよ。
 
 
 
 

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