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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新分野へ挑む“新聞屋”地域コミュニティの核に
株式会社デサフィオ 代表取締役 金子恭士

 
プロフィール (かねこ やすし)神奈川県出身。父親が新聞販売店を経営する家で育ち、自身も新聞販売の道へ。父親のもとをはじめ、業界での権威者から指導を受け修業。その後、2002年に八王子市で独立し、2004年1月に(株)デサフィオを設立した。独立店主を2名輩出するなど人材育成にも力を入れながら、現在はASA南大沢・堀之内およびASA八王子みなみ野、森永乳製品の宅配をするまごころミルクセンター南大沢を経営。そのほか、地域密着の生活支援サービス「まごころサポート」やハウスクリーニングなどのサービスを展開中。【ホームページ
 
 
 
購読者数の減少傾向に将来が危ぶまれる新聞業界にあって、新聞販売店として地域に密着した新しい可能性を模索し、高齢者を支える生活支援サービスやハウスクリーニングなど新分野に挑戦する“新聞屋”として注目を集める株式会社デサフィオの金子恭士代表取締役。従来の新聞販売店のイメージを、大胆に明るく塗り替えていく金子社長に、これまでの歩み、新サービスへの意気込みなどをたっぷりと語ってもらった。
 
 
 

幼少時から生活を共にした新聞販売業

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 新聞の販売・配達やハウスクリーニング、生活支援事業などを手がけるデサフィオさん。金子社長が、このお仕事を始めたきっかけから教えてください。
 
金子 もともと父が新聞販売店の経営者をしていて、今も横浜で現役なんです。子どもの頃は、配達所と自宅が一緒、しかも玄関なしの同じ1階にあったので、深夜に働いているスタッフの活気に、どこか安心感を覚えながら育ちました。そんな少年時代の「人に安心を与える」記憶がきっかけで、この仕事に就くことを決めました。ところで、石黒さんのお宅は今でも、新聞をご購読いただいているそうですね。弊社は朝日新聞の販売店。石黒さんのお宅がどの新聞を購読されているかはさておき(笑)、読んでくれているだけでも嬉しくなります。
 
石黒 最近は購読者も減っているそうですからね。私の家は朝早くから動き出すほうだから、配達員の人にご挨拶することもありますよ。この仕事を始めるときは、お父様の販売店に弟子入りしたのですか?
 
金子 いえ、最初は別の店でアルバイトをしました。というのも、大学時代は埼玉県の大宮市に住んでいましてね。その時分には販売店の仕事をしようと決心していましたので、試しにバイトをしておこうと思いまして。ただ、新聞配達のアルバイトを父にバレたくなかったので朝日新聞でなく、近所の毎日新聞の販売店で働きました(笑)。
 
石黒 あれ、知られちゃまずいんですか? というより、大宮で働いていることが、横浜まで伝わります?
 
金子 父は業界で名が通っていて、顔が広いんですよ。なので、結局は毎日新聞の販売店で働いていることもバレました(笑)。それで、卒業後は新聞販売の仕事がしたいと話したら、「いっぺん外の世界も見てこい」というので、大手ゼネコンに勤めて現場監督を3年やってから、この新聞販売業界入りをしました。