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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもの能力を引き出す 
発達障害児支援施設

 

笑顔で寄り添い、受け止める

 
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名高 スタッフの間で大切にしている共通認識はありますか?
 
髙橋 まずは子どもたちを拒否せずに受け止め、受け入れることが重要ですから、笑顔で寄り添っていく姿勢を大切にしています。例えば、他人を叩いた子に対しても「辛かったんだよね」と本児の思いを言語化し、笑顔で寄り添えれば、本音を話してくれるものです。その理由を確認して、叩いた行動も悪いと諭せば、最後には謝罪する心境にもなってくれます。頭ごなしに叱れば心を閉ざすだけなので、逆効果になってしまう。ですから、子どもたちに寄り添う姿勢を忘れずに接するよう努めています。
 
名高 それを繰り返すことは言うほどたやすくないと感じるだけに、その姿勢に髙橋理事長のこの仕事に対する哲学が詰まっている印象です。子どもと接する際のさじ加減を熟知されているというか、プロの仕事だと思いますね。そんな風に愛情を持って子どもたちへ気付きを与えられるのは、豊富な経験をもとにした、心のこもった対応でないとできませんよ。

髙橋 名高さんにそう言ってもらえると嬉しいです(笑)。もともと学校教員だった経験を駆使して、現場のノウハウのすべてをこの施設の運営に役立てています。保護者の方々にとってはやはり、「きちんとした教育を子どもに施してほしい」という思いが一番なので、その思いとマッチングできていることが、事業が拡大している要因だと思っています。
 
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名高 それだけ基本塾さんの力を必要としている親御さんやその子どもたちが大勢いるというわけですね。聞くところによると、発達障害に対する社会の認識は、まだまだ誤解がたくさんあるとか。高橋理事長のような方には、もっと声を大にして社会へ伝えていってもらいたいです。悩み困っていて、どうしたら良いのか道が見えない親御さんたちは、世の中にはまだまだいると思いますので。
 
髙橋 ええ。研修会や講演などで実情を伝えていき、誤解されている子どもたちのイメージを正すためにも、社会へのアピールも大切だと思っています。親御さんたちの多くは初めてここを訪問したとき、涙を流されるんですよ。周囲の人たちに相談しにくい気苦労もあるでしょうし、健常児を育てるのとは違った切迫感の中でもがいていますからね。そんな親御さんたちに寄り添い、思いや状況を共有できると、必ず笑顔になって感謝までしていただけます。子どもたちの笑顔や成長を見られる喜びと同様に、それが何より嬉しいし、仕事を頑張っていくパワーを、逆に与えてもらっていますね。
 
 
 
 

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