B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建築業界の労災をゼロに
映像教材制作の先端企業

 

東京都と共同で先導型自立移動ロボを開発

 
glay-s1top.jpg
名高 なぜロボットに着目されたのでしょう。
 
川内 一つは、これまでの現場の安全を支えていた教育システムが崩壊しつつあるからです。そのシステムとは、人から人への伝達です。職人の世界では従来、親方が経験で培ってきた安全と危険のボーダーラインを弟子に教えていました。しかし、合理化が進む中でその関係性が希薄になり、また、親方世代の高齢化もあって、大手企業でもベテランから若手への安全教育が困難になりつつあるんです。そこで、専門知識と教育コンテンツをインプットしたロボットに、人に代わって安全教育をしてもらえないかと考えました。
 
名高 それはおもしろいアイデアですね。実際に動きはあるのですか?
 
川内 現在、東京都と協力して、ロボットを使用した取り組みを行っています。「おーい」という名称で、すみだ北斎美術館の案内ロボットとして開発段階にあるんですよ。映像をご覧になりますか。
 
名高 ぜひ見せてください! ほう、これはかわいらしいデザインで親しみが持てますね。人混みの中でもぶつからずに進んでいます。
 
glay-s1top.jpg
川内 人が集まっている中を進めるロボットは、おそらく「おーい」が国内初じゃないでしょうか。自動でお客様を誘導する先導型自立移動機能を持ち、日本語、英語、中国語、韓国語の多言語に対応しています。
 
名高 自律移動機能は、物や障害物の多い建築現場でも役立ちそうですね。多言語に対応しているのも、今後増えるであろう外国人労働者に向けてのアピールポイントになるでしょう。
 
川内 これからの建築現場はどんどん多様化していくと私も考えています。だから、そのすべての現場に対応した安全教育ロボットをつくりたいんです。まだまだプロセスの途中ですので、今後も一生懸命に汗水垂らして頑張りますよ!
 
名高 本日は、どれも初めてお聞きする内容ばかりで、非常に刺激的でした。どの事業もスタート当初は雲を掴むようなものだったと思います。しかし、着実に段階を踏んで前に進み、実現へとつなげておられる。また、お仕事そのものが、命の危険や不幸の芽を摘む素晴らしいものです。ぜひ今後も、誰にもできない大きな夢を叶えていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
「やりたい」と思ったことを具体的にイメージして、実現することです。その過程が仕事の楽しみですよ。
(川内一毅)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社プラネックス
■ 本社 本社
〒130-0022 東京都墨田区江東橋2-14-7 錦糸町サンライズビル5F
下町ロボット押上ベース
〒130-0002 東京都墨田区業平2-1-9 熊田ビル1F
■ 事業内容 安全教育ビデオ、小冊子などの制作・販売/各種映像媒体の企画・制作
■ 設立 平成2年4月
■ 従業員数 15名
■ 主な取引先 独立行政法人労働安全衛生総合研究所/大東建託株式会社/独立行政法人東京都立産業技術研究センター/住友林業株式会社等
■ ホームページ http://www.planex00.com/