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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

手づくりの衣類などを厳選職人たちの思いを伝える
株式会社ユースタンダード 代表取締役 平野彩

 
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インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 平野社長は昨年2017年に株式会社ユースタンダードを設立されて、ご自身で選び抜いた衣類や生活用品を販売されているとうかがっています。いわゆるセレクトショップと考えてよろしいでしょうか?
 
平野 はい。まだ走り出したばかりで実店舗はないものの、職人の手づくりの品を各地の商業イベントやネットショップで販売させていただいています。
 
吉井 この事業を始めたきっかけを教えていただけますか。
 
平野 私はアパレル業界で11年間働いており、ずっと販売を担当していました。あるとき、商品を卸しに来られた服のつくり手さんと偶然お話しする機会があり、服をつくるときの1着1着にこめる思いや、その背景となる経験談などをお聞きして、強い感銘を受けたんです。そして、今まで私たちは販売の前線で、そうしたつくり手の思いをきちんと伝えてきただろうか──そんな疑問を持つようになりました。
 
吉井 ただ商品を売るだけでなく、職人さんが商品にこめた気持ちまで伝えたいと。
 
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奈良県の職人とのコラボによる靴下ブランド「Ashi tabi」
平野 はい。そんな衝動を抑えられなくなって、夫の反対も押し切って起業したんです(笑)。初めてのことで、もちろん不安もありました。でも、それ以上に「もう周りにどう思われたって構わない、やりたいことをやるんだ」という気持ちが強かったんです。
 
吉井 すごいパワーですね! 私も正直、服などを買うときは自分の好みに合うものを選ぶばかりで、つくっている方の気持ちまで想像したことはありませんでしたから、今のお話は新鮮でした。イベントでの販売がメインということで、平野社長からお客さんへ“思い”が届いているといいですね。
 
平野 そう願っています。イベントでは商品を並べて購入いただくのをただ待つのではなく、自分たちからお伝えしたいことを言葉にし、お客様と対面でご説明するようにしています。そうして、わかってくださった方に買ってほしいというのが率直な気持ちですね。また、このたび、弊社と奈良県の職人さんのコラボ商品第一弾として、「Ashi tabi(麻砂旅)」という靴下のブランドを開発して販売開始しました。