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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

施主・施工者・建築士 三者が納得する建築設計
真島瞬 一級建築士事務所 代表 真島瞬

 
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インタビュアー 矢部みほ(タレント)
矢部 真島瞬 一級建築士事務所の真島代表。まずは、建築士を目指されたきっかけを教えていただけますか?
 
真島 私の父親が鳶職人だったので、幼い頃から建築を身近に感じていたのがきっかけだと思います。物心ついた頃にはすでに父親は独立していましたので、その影響で私も若い頃から企業に勤めるという考えはなく、父親のようにいつかは起業するのが当たり前だと思っていました。それで、最も興味をもった建築設計の道で独立に至りました。
 
矢部 建築業界での起業を早くから決めていらっしゃったんですね。業界歴はどれくらいになるのでしょう。
 
真島 大学生の頃からインターンとして働いていましたので、今年、2018年でおよそ15年になりますね。大学院を卒業後は、都内や群馬県内の建築事務所で経験を積みました。そのうちの5年間は、職人や現場監督として施工にも携わったんですよ。
 
矢部 えっ、施工にも? それって建築士にとって必須の経験なのですか?
 
真島 いいえ。おそらく現場経験を持つ建築士は少ないと思います。私はその当時、自分の仕事に自信が持てずに悩んでいたんです。自分がよかれと思って描いた図面も、周りの人の指摘があると、言われるままに修正してしまう。自分の図面に自信が持てなかったんですね。そんな私を見かねた恩師から、「父親のように現場を経験してみたらどうだ?」とアドバイスされ、やってみることにしました。
 
矢部 実際に経験していかがでしたか。デスクワークから屋外での仕事にスイッチされて、戸惑われたのでは?
 
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真島 確かに最初は戸惑いましたね。でも、続けているうちに現場仕事の面白味がわかってきましたし、何より、後に生きる貴重な経験になりました。一般的に、建築業界は建築士と施工を請け負う立場の意見がぶつかるケースが多いんです。建築士がデザインに凝るあまり、施工が困難な図面や、現実に建てられないような図面を描いてしまうことがありますから。私の父親も、よく愚痴をこぼしていたものです。私は現場を経験したことで、現場に携わる人の気持ちがとてもよくわかるようになりました。ですから、もともと求めていたデザイン性に加えて施工者のことも意識した、現実的で、住みやすく安全性の高い建築物の図面を描けるようになったんです。
 
 
 
 

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