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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域生活に寄り添う精神疾患専門の訪問看護
訪問看護ステーション ミント 代表 池田真奈

 
プロフィール 兵庫県出身。30歳で看護師となり、病院の精神科病棟で勤務。再入院を繰り返す患者の姿を見るうちに、地域での暮らしをサポートする受け皿の必要性を強く感じる。2013年に独立して(同)Funを設立。精神疾患患者の生活を支援する、「訪問看護ステーション ミント」を開業した。【ホームページ
 
 
 
兵庫県明石市の合同会社Fun(ファン)は、精神科に特化した「訪問看護ステーション ミント」を運営している。代表の池田真奈氏は、30歳で看護師となり病院の精神科単科の病院に勤務。退院した患者が地域で暮らし、回復するための支援をと2013年に開業した。自らの意思で良くなろうとする力を引き出すのが訪問看護の役目。利用者と共に歩みたいと語る池田代表に、訪問看護のやりがいや地域での活動などについてうかがった。
 
 
 

利用者の“今”と“これから”を支える

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 池田代表は兵庫県明石市で、精神疾患に特化した「訪問看護ステーション ミント」を運営しているそうですね。
 
池田 はい。精神疾患をお持ちの方は、環境の変化が苦手な人もいます。そのため、せっかく病院から退院しても、日常生活の環境によっては、また調子を崩してしまうケースもあります。本当に回復するには、地域とのつながりの中で暮らしていくことが大切で、そのためにも、こちらが生活の場に出向いていく支援が必要なんです。
 
狩野 なるほど。すると精神疾患をお持ちの方が地域で安心して暮らすためのサポートをするのが、ミントさんの役割なんですね。具体的には、どんなサポートが多いのでしょうか。
 
池田 何にお困りかは利用される方によりさまざまです。とにかく話を聞いてもらいたいという方もいれば、病状のコントロールを目指す方もおられますし、お薬のことを相談される方もいます。でも、利用される方がまだ気が付いていない「本当はどうしたいのか」を引き出していくことが一番大切なポイントかもしれません。決まった形はなく、生活の中に入り込んで一緒に試行錯誤していることが多いです。それが結果的にサポートになっているような感じですかね。