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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 有限会社三栄美術印刷の須賀慎章(すが よしあき)社長にお話をうかがいます。手がけている自分史作成サービス「孫への伝言」とは、子どもやお孫さんへ思い出を残すための冊子をつくるサービスだそうですね。
 
須賀 はい。お客様が歩んできた人生の物語を、世代を超えてつなげていくイメージですね。仲の良い家族ですと、両親や祖父母の生い立ちなども詳しく聞いていると思います。しかし、親の昔話は適当に聞き流してしまう方も多いと思うんです。それでも、人生にはいろいろな経験や思いがありますよね。そこで、思い出を記憶だけに留めておくのではなく、記録として残すべきであると考え、小冊子として制作するサービスを始めました。
 
川上 人それぞれにどんな物語があるのか、興味がわきますね。お話の時代背景なども詳しく調べてつくられているとお聞きしました。
 
須賀 そうなんです。お客様に取材をしたあとで、歴史研究の専門家が内容の肉付けや出来事の裏付けをとります。お客様が体験した思い出を、歴史的な事実と照らし合わせて鮮明にすることで、1つの物語としてより完成度を高めることができます。そして、確かな歴史資料としても残すことができるんですよ。思い出話って、子どもの頃の話も多く、記憶が曖昧なことも少なくありません。おもしろいのは、お話をしてみると皆さんどんどん元気になってくるんです。気持ちが若返っていくんでしょうね。
 
川上 取材を受けるお客さん本人も思い出を話す楽しみがあるんですね。個人の思い出が史実として形に残るのは、本人にとっても、家族にとっても嬉しいことだと思います。
 
須賀 ええ。自分史の制作が家族の中で会話のきっかけになると思います。小冊子なら誰でも読みやすいですし、家族間でのコミュニケーションツールとしても活用してもらいたいですね。
 
川上 家族の絆も深まりますし、素敵ですね。私もサンプルの小冊子を拝見しまして、とてもクオリティが高く感激しました。これまでもこうした印刷のお仕事をされてこられたんですか?
 
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楽しく語った思い出話を次世代に冊子として残せる
須賀 もともと弊社は父が40年ほど前に印刷工場として創業しました。最初は家業を継ぐつもりはなく、印刷とは異なるクリエイティブな仕事がしたくて就職した会社で、広告やデザインを学びました。それから、紆余曲折があって家業を継ぐことになったんですよ。その後、東日本大震災の影響で工場が使えなくなってしまいました。それを機に、もっと直接的にお客様から依頼を受けるような地域に密着した仕事をしようと考え、今の店舗形態にしたんです。「孫への伝言」や記念誌、会報紙などの冊子づくりのほか、名刺やパンフレット、お店のチラシやメニューなども制作しています。今後は、ここ数年で取り組んでいる「AR」を活用した業務マニュアルや教材をプロデュースしたいと考えています。
 
 
 
 

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