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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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川﨑 「コードバン」という馬の臀部の革でつくった長財布、名刺入れ、クラッチバッグなどを販売する合同会社eagle441(イーグルフォーフォーワン)さん。ブランド名は「PLATINUMUMA(プラチナウーマ)」だそうですね。僕は普段から革ジャンを着るほど革製品が大好きで、去年も5着ほど購入しているんですよ。でも、コードバンのことは全く知りませんでした。まず、コードバンにはどのような魅力があるのか教えていただけますか。
 
松元 コードバンは最高級の皮革として、「キング・オブ・レザー」「革のダイヤモンド」などと呼ばれています。1頭の馬の臀部原皮から、ほんのわずかしか取れない希少な素材なんですよ。特長は、他の革にはない光沢感と艶。“皮”から“革”へ鞣す職人技の結晶なんです。また牛の革と比べ3倍の強度があり、製品化すると非常に丈夫で長持ちすること。また色合い、厚み、重量感とも申し分なく、使えば使うほど鮮やかなツヤが出ます。
 
川﨑 確かに、こうして実物を拝見すると独特の雰囲気がありますね。ものすごい存在感ですよ。コードバンは、洋服にはあまり使われないのでしょうか。
 
松元 牛革と違って伸び縮みしませんし、厚い革なので、服に使われることはほとんどありません。川﨑さんがコードバンをご存じなかったのも、そのためでしょうね。
 
川﨑 なるほど。でも、形が崩れず丈夫なら財布などの雑貨にぴったりですね。コードバンの原料となる馬は日本産なのでしょうか。
 
松元 日本の馬は臀部のお肉の層が薄くコードバンにはできません。そのためヨーロッパから農耕馬の原皮を輸入し、国内の世界屈指のタナリーが、原皮をコードバンに鞣しています。“皮”から“革”へ生まれ変わらせる職人技は10ヶ月かかりますし、財布なら1頭の馬の臀部の革から6個ほどしか生産できないんですよ。
 
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鮮やかなピンクカラーも!
川﨑 ええ! そんなに少ししか生産できないとは驚きです。コードバンは、本当に希少な素材なんですね! PLATINUMUMAはその素材に十分な手間をかけ、丁寧に製品化しているわけだ。もともと革製品は使えば使うほど味が出るところが人気の一因。コードバンほど丈夫な革なら、その変化を一生かけて味わうことができますね。これは贅沢な楽しみですよ。
 
松元 ええ。コードバンは強度から言って一生ものですからね。川﨑さんがおっしゃるように、メンテナンスするより経年変化、いわゆるエイジングを楽しむことができます。人生のパートナーとしてPLATINUMUMAを楽しんでいただきたいですね。  
 
 
 
 

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