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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 千葉県出身。東日本大震災の後、被災地に置き去りにされた犬が数多く殺処分されてしまったことを受け、不幸な境遇にさらされた犬の命を救おうと決意した。ペットのための生活資金信託という、ペットを飼い続けることが困難になった場合に備えてお金を残せる方法を知り、受け皿となる施設をつくるべく奔走。およそ2年をかけて犬を受け入れる施設にふさわしい土地と建物を見つけ、リリモナハウス(株)を設立した。【ホームページ
 
 
 
自分の死後も愛犬の暮らしを支えるため、飼い主が生活資金を第三者に信託する制度がある。この制度の受け皿となる、「犬のための終の棲家」をスタートさせたのがリリモナハウス株式会社だ。千葉県大網白里市に広大な敷地を求め、24時間体制で犬たちを見守るのは代表取締役の佐藤芳子氏。「飼い主の死去で理不尽にも殺処分されてしまう犬を救いたい、命を大切にする心を育みたい」という思いが、起業へと導いたのだと語ってくれた。
 
 
 

信託を利用した「愛犬のための家」とは?

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 2017年5月、千葉県大網白里市に誕生したリリモナハウスさん。たくさんの犬がいて賑やかですね。なんでも、事業内容がとてもユニークだとか。ぜひ、詳しく教えていただけますか。
 
佐藤 リリモナハウスは、ペットホテルやドッグランを併設した“生活資金信託を贈られた愛犬のための家”です。このような受皿となる施設ができたのは日本で初めてなんですよ。
 
名高 ペットホテルとドッグランはわかりますが、“生活資金信託を送られた愛犬のための家”とは初耳ですね。日本で初めての施設というのも興味をひかれます。リリモナハウスさんは、どのようなコンセプトの“家”なのでしょう。
 
佐藤 まず、愛犬の生活資金信託からご説明します。これは犬の飼い主さんが、自分が亡くなった場合を想定して、第三者に託すことで残しておく犬の生活資金のことです。あらかじめ信託を築いておけば、飼い主さんに万が一のことがあっても、大切な我が子の行く末を金銭面で心配する必要がなくなりますよね。