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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。1921年、祖父と祖母が非金属等を販売する平野清左衛門商店を創業。1958年より父に代が移り、その後、母が事業を引き継いだことをきっかけに経理部門を担当するようになる。2001年に合名会社から株式会社に組織変更。2017年1月、4代目代表取締役に就任した。代々受け継がれてきた、顧客を大切にする姿勢を誠実に守り続け、少量の注文にも可能な限り対応し、厚い信頼を寄せられている。【ホームページ
 
 
 
「測れるものならいくらからでも」をモットーに、非鉄金属などのレアメタルを少量から販売する株式会社平野清左衛門商店。海外に誇れる日本のものづくり技術を残したい、そんな企業を応援したいという平野恵子代表取締役は、1921年から続く老舗会社の4代目だ。祖父の教え「お客様を大切に」を胸に、関わる全ての人に感謝と思いやりの心で接している。常に人とのつながりを最優先にしてきた平野社長の思いをうかがった。
 
 
 

100年の歴史を背負って4代目に就任

 
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インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦 非鉄金属やレアメタルなどを受注、小売り販売している平野清左衛門商店さん。かなり長い歴史がある会社だとお聞きしましたよ。
 
平野 はい。祖父と祖母が1921年に創業した会社なので今年2017年で96年目です。
 
三浦 へぇー、大正時代から! まさしく老舗ですね。平野社長は何代目になるんでしょう。
 
平野 4代目です。父が引き継いだのが1958年。それから41年後に父が亡くなり、母が3代目になりました。仕事はできるものの、お金の管理が苦手な母を支えるため、私が経理を担当するようになりまして。そして、2017年1月に私が代表に就任したというわけです。
 
三浦 なるほど。それだけ長く事業を続けるのは大変でしょうね。
 
平野 私は受け継いだだけですが、創業当時の社会情勢を考えると祖父は頭がよく、力のある人だったと思いますね。
 
三浦 どうしてそう思われるのでしょうか。
 
平野 非鉄金属やレアメタルといった資源のほとんどは海外から輸入しています。祖父が事業を立ち上げた当時は今のようなネットワークも情報もなかったので、自分で探して交渉し、仕入れるしかなかったのではないかと思うんです。母が結婚してすぐに祖父は亡くなったと聞いています。とても賢く、子煩悩な人でもあったようですね。今でも手書きの横文字のノートが残っています。本当に実力があった人だと思います。