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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

積み重ねた知識と経験で
長く暮らせる家をつくる

 

職人として無駄な工事は見過ごせない

 
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畑山 現在はどのような依頼が多いのでしょうか?
 
山本 新築とリフォーム、どちらもお受けしております。近年はリフォームが多いですね。弊社ではリフォームがまだ一般的ではなく、「改築」や「改造」と呼ばれていた20年以上前から手がけており、時代のニーズに合わせた工事を心がけています。
 
畑山 リフォームが注目されたのはここ10年くらいだと思います。それ以前から経験を積まれてきたとは驚きだ。
 
山本 確かに、気軽にリフォームを相談してくださる方は近年増えていますね。ただ、あまりに身近になったのか、もったいないと感じることも多いんですよ。
 
畑山 もったいない? それは、どういうことでしょう?
 
山本 例えば、以前「部屋を広くしたい」とのプランをお持ちのご高齢の夫婦がいらっしゃいまして。お宅を拝見させてもらうと、浴室をはじめ、本当に手入れが必要な箇所については見落とされていたんです。3、4年後の暮らしを考えれば、まず着手すべきは浴室だとご説明し、プランを変更させていただきました。
 
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畑山 本当にリフォームが必要な場所があれば、そちらの工事をおすすめする。それは依頼者にとってもありがたいことです。でも、業者側からは言い出しにくいことではないですか?
 
山本 かといって見過ごすことは、大工としてできませんから。もちろん、一方的に「プロの言うことを聞いて」と押し付けるのではありませんよ。お客様とじっくり信頼を築いたうえでのことです。そもそも工事も、時間の許す限り何度もお宅を訪問させていただいてから図面や段取りを組んでいきます。
 
畑山 そこまで入念にコミュニケーションを取られる理由は何でしょうか?
 
山本 1つはお客様がお持ちのリフォームへの不安を払拭すること。もう1つは、お客様の好きな色や趣味嗜好を確認するためですね。思い出や宝物が詰まった自宅を拝見し、将来を見据えた形に再構築することが、私の考えるリフォームなんですよ。
 
畑山 そこまで親身にしてもらえると、注文も言いやすくなりそうです。
 
山本 何でも言ってほしいですね。「これは無理かな?」と思える難題と向き合ったときこそ、ご家族にとって本当に良いリフォームができると思っています。
 
 
 
 

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