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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもたちの記憶に残る 
おいしく楽しい外食を

 

子ども連れの家族にも外食の楽しみを

 
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タージン Gioireさんの出店業態はイタリアン、フレンチ、ラーメンと幅広く、出店エリアはいわゆるベッドタウンが中心ですよね。どのような意図で、こうした形になったのでしょうか?
 
溝江 3業態での展開は、お客様の多様なニーズにお応えするためです。現在は昔よりものや情報が増え、選択肢もずいぶん豊富になったので、そうした時流に合わせました。郊外に出店したのは、お子様連れのお客様にぜひ利用していただきたいからです。小さなお子様がいると、電車での外出を避けがちになり、市街地の飲食店には行きづらいでしょう。それがフレンチやイタリアンならなおさらです。だから車で来られるように、駐車場スペースを広く確保できる場所を選び、フレンチやイタリアンも敷居を下げて気軽に来られるコンセプトにしました。
 
タージン なるほど、どれも納得の理由ですね! お子さん連れのお客さんにとっては、ありがたい限りだと思います。
 
溝江 私は幼い頃、料理人の父によく飲食店に連れて行ってもらいました。食事が「おいしかった」「楽しかった」という思い出は、今も色濃く残っています。同じように、子どもと両親が週末に楽しい思い出をつくれる場所──そんな空間を私は提供したいんです。だから社名も、イタリア語で「楽しむ」を意味するGioireなんですよ。
 
タージン その理念は広義での食育、あるいは地域貢献にもつながりますね。それにそんなふうに言ってもらえると、お子さんのいるご家族が訪れやすいと思います。やはり「子どもがいると周囲に迷惑をかけるんじゃないか」と外食を我慢する方が多いように感じますし。
 
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溝江 実際にお客様の中にも、お子様が水をこぼされると「すみません」と頭を下げてくださる方がおいでです。でもそういうときこそ、私たちがいる意味があると思っているんです。というのも、お子様の粗相を気にせず、雑念からも解放されて、心ゆくまで食事を楽しんでいただく。それが私たちの使命だと思うからなんですよ。
 
タージン 素晴らしいホスピタリティです! 飲食業はお皿の上での勝負につい集中しがちですけれど、溝江社長はお店のあり方そのものにまで視野を広げられている。きっと、ホテル業界での経験が活きているのでしょうね。
 
溝江 そうですね。また父が言っていた、「腕利きの料理人は多いが、サービスに秀でた人は少ない」という言葉も耳に残っていまして。飲食店でも、一流ホテル並みのホスピタリティを持つべきだと私は考えているんです。