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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 ガラス工芸のアトリエ、Lucky Glass Studio(ラッキーグラススタジオ)さん。私もガラスのデザインに取り組んでいるので、今日は楽しみにしてきました。君島代表は、個人的な創作やオーダー品の制作、体験型ワークショップなどを手がけておられるそうですね。どういったきっかけでガラス工芸の道へ?
 
君島 幼い頃から絵画や工作など、ものをつくることが大好きでした。ものづくりに関心が深いのは、下駄づくり職人だった祖父の影響もあると思います。私が子どもの頃にはすでに引退していましたが、祖父がつくった下駄を目にしたり、ものづくりの話を聞いたり、道具で遊んだりしていました。それに祖父は美術が好きで、陶芸家で人間国宝の濱田庄司さんや、日本画の巨匠・横山大観のお弟子さんの今井珠泉さんといった芸術家の方々と交流がありまして。家にお招きしたり、作品を部屋に飾ったりしていたんです。
 
川上 へぇ~、素敵なお祖父様を通して、ものづくりが身近にある環境で育たれたんだ。いわば、原体験のようなものですね。
 
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君島 そうですね。それで大学を卒業して書店に勤めていた頃も、ものづくりの世界への憧れを持ち続けていました。そうしたある日、入荷品の中にガラス工芸の入門書を見つけたんです。もともとガラス製品が好きだったこともあり、興味を惹かれまして。著者のガラス工芸家・由水常雄さんの東京ガラス工芸研究所へ見学に行ったんです。と言っても、アポなしで行ったので、学生さんたちの作業をこっそり見るだけでしたが(笑)。とにかくそこで見た吹きガラスの作業は、まるで火を前に格闘しているようにも見えて、「おもしろそうだな」と一気に心を掴まれましたね。その後、お金を貯めて研究所に入学し、ガラス工芸に打ち込み始めました。
 
川上 作業の光景に魅了されたというお話、よくわかります! 実は私がガラス工芸に魅かれたのも、同じ理由なんです。スウェーデンに住んでいた小学生の頃、民芸博物館で吹きガラスの作業を見て、感動したのが始まりで。やはりガラス工芸の制作風景には、人を惹きつける何かがあるのかもしれません。それで君島代表の場合は、社会人になってからガラス工芸に魅了されて、この世界で独立されるに至ったわけですよね。