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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

企業とメーカーを橋渡し 
ものづくりを高効率化

 

臨機応変な対応で期待に応える

 
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水野 ちなみに、発注元となる企業には、御社のように発注先を取りまとめるセクションはないのですか。
 
仲村(和) 発注先を取りまとめる部署はありますが、大手企業の多くは業務が縦割りになる傾向が強いのです。調達係、資材係、部品管理係、検査係・・・といった具合に、それぞれの役割や責任が細かく分かれているため、複数の部署間での調整には時間がかかってしまいます。そして取り引きするメーカーの数が増えれば増えるほどそれは膨大な手間と時間になります。それを集約できる企業があれば取引先は作業を軽減でき、対応する手間を肩代わりすることでメーカーはものづくりに専念できるということです。
 
水野 なるほど。だからこそ、御社にそうした案件が依頼されるわけですね。
 
仲村(和) はい。特に短納期においては協力メーカーの生産設備や技術、精度や生産能力を考えて発注先を選んだとしても、設備の稼働率はその時々で異なりますから、目星をつけたメーカーが常に引き受けてくれるとは限りません。このため、メーカーの経営者や担当者と頻繁に情報交換し、今、どれくらい設備が稼働していて、どんな仕事を、どのくらいこなす余力があるか、常に把握しておく必要があります。普段なら、難しい案件でも「やってみましょう!」と積極的に引き受けてくれる協力メーカーであっても、多忙な時期には消極的になることもありますからね。そのため、相手の状況を見ながら、かつ価格も考えて発注先を選んでいくのです。
 
水野 常に臨機応変な対応を求められるのですね。場合によっては、引き受けてくれる協力メーカーが見つからない、ということもあるのでは?
 
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仲村(和) ありますね。でも、そうした場合にも、なぜかしらひらめくものがあるんですよ。生産能力などを考慮すれば、普段なら発注を控えるであろう協力メーカーの存在がぱっと脳裏に浮かび、実際に協力をお願いしてみると、対応可能という返事がもらえることがあるんです。
 
水野 その采配、まるで野球の監督のようですね。たとえ先発には向かないピッチャーだとしても、ワンポイントリリーフで役に立つ。あるいはセットアッパーなら良い仕事をする。そのように適材適所で起用すれば、試合運びも良くなるし、特定のピッチャーに負担がかかることも避けることができます。
 
仲村(和) 良いたとえですね。どのような案件であっても、絶対に「できない」とは言わないのが私のポリシーです。一度でも「できない」と言ってしまうと、取引先の期待を裏切ることになりますし、同じような案件は二度といただけなくなるでしょう。だから、常にベストを尽くすことにしています。その中で、現行のメーカーでは対応ができない案件の場合には、積極的にメーカーを新規開拓しています。
 
 
 
 

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