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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 神奈川県出身。22歳で結婚し、3人の子どもに恵まれる。結婚10年目の離婚を機に、女手つで子どもを育てながら建設業界で働く日々を送るように。「こんな人が現場にいたら助かるのに」。そんな理想を現実にするため、長年建設業に携わってきた技術者をはじめとし、経験豊富なスタッフを他業種からも募り、1993年にとび・土工工事を手がける(株)ハヤシダテクノを設立した。【ホームページ
 
 
 
基礎工事前から仕上げ工事まで、建築工事全般の雑工事や養生・クリーニング工事を幅広く手がける株式会社ハヤシダテクノ。代表取締役社長の林田奈保美氏は、3児の母から社長となった今も、女性ならではの気遣いと思いやりの心で、取引先や従業員の幸せのために走り続けてきた。そして娘の長澤里香氏を常務取締役に迎えた今、その信念は確実に未来へと引き継がれている。
 
 
 

子ども3人を抱え女手一つで建築会社を起業

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 ハヤシダテクノさんは、神奈川県横浜市を中心に、東京都・神奈川県全域でとび・土木工事などを手がけているそうですね。今日は代表取締役社長の林田社長と、娘さんで常務取締役を務める長澤常務にお話をうかがいます。林田社長は女手一つで起業されたとお聞きしました。さっそくいきさつをお聞かせください。
 
林田 私は22歳のときに結婚し、3人の子どもに恵まれました。でも10年後、残念ながら夫とはお別れすることになったんです。それでファミリーレストランでパートを始めたものの生活は苦しく、生まれて初めて生きることの大変さを知りました。そんなある日、友人が「建築現場で電気工事のアルバイトをしないか」と声をかけてくれたんです。
 
川上 それまで、工事のご経験はなかったのですよね。
 
林田 まったくありませんでした。だから初出勤の日は、スーツとハイヒールで行ってしまったくらいで。現場の方々に、「何しに来たの」なんて言われてしまいました(笑)。
 
川上 あら(笑)。でもそんなスタートでも、次第に建築のお仕事に心を奪われていったわけでしょう。
 
林田 はい。はじめこそ、ヘルメットを被り作業着を着て働く日々の中で、職人さんたちの身なりや言葉遣いには衝撃を受けました。でも、誰もが家族のため、自分のために真っ黒になって、互いに助け合いながら1つの目標に向かって突き進んでいて・・・。その姿から、心通う建築業の素晴らしさを肌で感じることができたんです。
 
川上 苦労の多かった日々の中で、建築業という生きがいを見つけられたのですね。