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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一流シェフをうならせる 
東京品川の老舗製麺会社

 

直営店からブランド力を高めたい

 
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「原宿はしづめ」は洋館風のオシャレな建物
杉田 実は本日お邪魔しているのは、2017年5月に橋爪製麺さんがオープンされた中華料理店の、「原宿はしづめ」さん。御社が運営する3店舗目の中華料理店だと聞いています。全ての店舗で麺料理が主役だそうで、さすが製麺会社さんのお店だと思いました。店舗そのものにもこだわりを感じます。こちらは、洗練された洋館のような趣がありますからね。メニューを拝見していたら、ワインが飲みたくなってきました(笑)。
 
橋爪 中華料理って意外とワインに合うんですよね。各店舗では和風出汁を使用していまして、これがワインとの相性が抜群にいいんです。お付き合いのある、パリで活躍する著名なソムリエの方にワインを厳選していただいているので、自信を持っておすすめできていますね。
 
杉田 橋爪社長のこだわりが伝わります。飲食店を運営することで、どんな効果を得られていますか。
 
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ゆったりと落ち着いた趣の原宿店。蕎麦前スタイルで中華を楽しめる
橋爪 橋爪製麺のブランド力を高めることにつながっていると思います。橋爪製麺を世の中に広く知ってもらうため、みんなでアイデアを出し合って店舗を運営しています。また、弊社には複数の料理人が在籍しておりまして、麺の特長を活かしたメニューづくりなどもしているんです。会社に料理人がいると深い話し合いができますので、麺の開発段階でも、より多くのアイデアが出るようになりました。
 
杉田 従業員の方々が自社の麺に自信と誇りを持って、その素晴らしさを広く知ってもらうために頑張っているんですね。
 
橋爪 ええ。また、店舗を出したことで、料理を召し上がったお客様から生の声をいただけることも、弊社にとっては非常に価値のあることです。これまでも、名だたる有名店や格式あるホテルといったお客様方からご意見を頂戴してきました。しかしそれだけに満足せず、実際に料理する人、またそれを召し上がるお客様が感じたことなら、どんな些細なご意見でもうかがいたい。香りや食感、見た目などを試行錯誤しながら毎日研究し続けてきた橋爪製麺の商品を、召し上がった方がどう感じるか知りたかったので、ご意見をいただけるのは非常にありがたいことなのです。
 
杉田 橋爪社長は常に自社製品の品質を向上していこうと考えていらっしゃる。その姿勢からは、妥協を許さない職人気質がうかがえます。そういえば、中華料理の有名店は知っていても、料理に使われている麺をどんな会社がつくったかを知っている人は少なそうですね。
 
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橋爪 麺は脇役ですからね(笑)。でも、私も含め従業員一同、飲食店の運営を通じて「橋爪製麺」のブランドをアピールし、認知度が高まってほしいという期待を持って、日々研鑽を重ねているんです。従業員全員が、自社のブランドを自分の力でつくりあげているという実感の持てる場にしていきたい。そういう意味では、運営に苦労もあるものの、弊社にとって非常に夢のある事業になっています。店舗数を増やせているのも、みんなが自主性を持って頑張ってくれているおかげ。弊社の麺を広く流通させていきたいという強い思いで取り組んでくれているので、経営側としてもその期待に応えるべく、麺づくりだけでなく店舗拡大にも力を入れていきたいですね。